TERIYAKIBOYZの結成
アベイシングエイプ(A BATHING APE)のプロデューサー、NIGOはミュージシャンとしても高い評価を得ています。18歳の時、当時西麻布にあった人気クラブ、P・PicassoにてDJデビューし、ミュージシャンとしてのキャリアをスタートさせました。
2002年、ヒップホップグループ、TERIYAKIBOYZを結成しました。メンバー構成はMCのRIP SLYMEのILMARI、RYO-Z、m-floのVERBAL、WISE、そしてDJ.NIGOという4MC+1DJというスタイルです。
2005年国内外の著名なミュージシャンをプロデューサーに迎えたアルバム「BEEForCHICKEN」をリリースしました。このアルバムは海外でもリリースされ、同年、MTVアジアウォーズに、日本代表として出演します。
当初、TERIYAKIBOYSは2005年限定で活動予定と発表されていましたが、活動は継続されることとなりました。
精力的な活動
2007年にはファーストシングル「I still love her featuring KANYE WEST」をリリースしました。同年、国内外のさまざまなフェスに出演し、9月には日本人HIPHOPアーティストで初めてセントラルパークでライブを行います。
その他、映画「ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFT」の主題歌をTERIYAKIBOYZが手掛けるなど、国内外で精力的に活動を行いました。
様々なプロデュース
NIGO個人としても2008年、野外音楽フェスSUMMER SONICにて、スペシャルステージのプロデュースを行い、N.E.R.D、カニエ・ウエストなどがパフォーマンスを行います。
このイベントは、後に香港でも開催されました。その他、2009年には開業15周年を迎えたパークハイアット東京とのコラボレーションアルバム、「TOKYO SUITE byNIGO」のプロデュースを手掛けることとなったのです。
このアルバムは、NIGO自身がパークハイアット東京で過ごす時間をコンセプトに、選曲、パッケージ、アートワークと全てを完全プロデュースした1枚です。
また、アベイシングエイプのもとで、NIGOが自らサウンドプロデュースをこなし、また彼の音楽発表の場として用いるための自主レーベルAPE SOUNDS・(B)APE SOUNDSを展開し、精力的にCDをリリースしてきました。
同レーベルでは自ら発掘したアーティストをプロデュースし、その作品も多く発表しています。
2016年にはEXILEのNAOTOが自ら主演を務めるドラマの主題歌の担当を、親交のあったNIGOにオファーしたことがきっかけでHONESTBOYZというヒップホップユニットを結成します。
DJのNIGO、MCのDOBERMAN INFINITYのメンバーSWAY、VERBAL、それにEXILEのNAOTOと関口メンディと言うメンバーで、大きな話題となりました。
並行してアイドルグループ「ビリー・アイドル」を、アイドルグループBISの元マネージャーである渡辺淳之介と共同プロデュースするなどミュージシャンとして、現在、精力的に活動を続けており、いまやアベイシングエイプの創業者としてではなく、ミュージシャンとして名を馳せています。