アベイシングエイプとは
日本で誕生したファッションブランドである、アベイシングエイプ(A BATHING APE)は、1993年に創立されました。オリジナリティ溢れるカジュアルなアイテムが基本で、裏原宿系と呼ばれるファッション層から、絶大な人気を得ています。
ブランドの正式名称は、アベイシング エイプ イン ルークウォーム ウォーター(A BATHING APE IN LUKEWARM WATER)です。ぬるま湯につかった猿というユニークな意味を持っています。
ベイプ(BAPE)と省略して呼ばれることもあるアベイシングエイプは、多くのアーティストとの、コラボレーションも制作し、成功させています。
音楽の発表の場とされている、エイプ サウンズ(APE SOUNDS®)や、喫茶店である、ベイプ カフェ!?(BAPE CAFE!?)など、ファッションというカテゴリに縛られることなく、多くのシーンで活躍の幅を広げているブランドです。
ブランドの始まり
ライターやスタイリストなどを経験した創立者のNIGOが、1993年に原宿に店舗をオープンさせ、ブランドが始まりました。
創立者が、猿をテーマにした映画の大ファンだったことから、猿をモチーフにしたアイテムを多くデザインしています。
1996年ごろから、裏原宿が世間から注目されたことにより、アベイシングエイプも注目されました。
1998年に、CMで有名アイドルがアベイシングエイプのファッションアイテムを着用していたことで、爆発的に人気が広がります。
2000年には、店舗を青山に移転し、その翌年にレディースラインの取り扱いが開始されました。
2010年にカリスマと呼ばれる、読者モデルの月本えりをディレクターとして迎えます。
NIGOの退任
その後、2011年にレディースラインの取り扱いが終了となりました。負債を抱えたことにより、2011年に香港の大手衣料小売店・I.T社により買収されますが、その後も創立者のNIGOがディレクターを続け、2年後に退任しています。
世界中から愛されるブランドへ
新たな体制で出発したアベイシングエイプは、2012年にAAPE BY A BATHING APE®(エーエイプ バイ ア ベイシング エイプ®)というヤングラインを登場させ、原宿に店舗をオープンし、インターネットでの販売も開始されました。
現在では、メンズラインはもちろん、レディースラインやキッズラインなどを取り扱い、幅広い層から支持を得るブランドへと成長しています。日本の青山店を筆頭に、アメリカやイギリス、アジア諸国にも店舗を置き、世界中で愛されているファッションブランドです。