1948年にアドルフ・ダスラー(Adolf Dassler)が設立したアディダス(adidas)は、オリンピックに商品を提供するなど、世界的に人気を集めるスポーツ用品メーカーです。アディダスはこれまで多くのスニーカーを発表していますが、中でも名作といえるのがカントリーです。

クロスカントリーからの誕生

カントリーは、1960年代にクロスカントリー用のスニーカーとして開発されました。 悪路を走行するために、トゥからヒールまで巻き上げられたアウトソールや、世界初と言われている、コンパウンド(硬度)の異なるエチレンビニールアセテードを重ね合わせたセメント製法を採用し、高いクッション性を具現化したミッドソールなど、当時の最新テクノロジーを凝縮したスニーカーとして、多くのランナーたちから高い評価を得ました。

ファッションシーンへの浸透

さらに、グリーンとホワイトをベースとしたクラシカルな色使いと、耐久性に優れたレザーを使用したシンプルなデザインが、ファッションシーンにおいて支持を得たといえます。 1984年に公開された映画、ビバリーヒルズコップで主演の俳優がカントリーを着用していたことで、大きな注目を集めたことでも有名です。 発売当初はクロスカントリー向けに製作されましたが、映画の影響や丸みを帯びた美しいフォルムが徐々にストリートシーンでも人気を得るようになり、90年代のアメカジを中心としたヴィンテージデニムブームでストリートファッションシーンでも確固たる地位を築きました。 古いモデルなので、これまで幾度もアディダスから復刻版が発売されており、発売された時期や生産された国によって仕様が違います。ステッチも、古いモデルはヒール部分に向かって2本直線が入っていたり、くの字に入っていたりと形状が異なっています。 現在はそれらが合わさったステッチの形状になっています。様々なフォルムやカラーのシューズが出回っているため、その希少性もコアなファンにとって人気がある秘密といえます。やはりオリジナルは、現在のものよりもシャープなフォルムで独特のかっこよさがあるといえます。
アディダス 高価買取いたします »

【RINKAN公式SNSにて最新情報配信中】