アカネウツノミヤは2009年にデザイナーの蓮井茜がスタートさせたブランドです。
SHINMAI Creator's Project(シンマイクリエーターズプロジェクト)に選出され、ネクストsacaiの呼び声も高くなっています。
デザイナーについて
デザイナーの蓮井茜は高校卒業後、ロンドンへ留学し、チェルシーカレッジファウンデーションコースに1年通い、
その後、アレキサンダーマックイーンやステラマッカートニーを輩出したセントラルセントマーチンズのBAテキスタイル科に3年、
同校のMAファッションニット科に1年在籍。
帰国後、アトウ(ato)に入社し、デザイナーの松本さんやヨウジ ヤマモト出身のパタンナーの方からメンズのものづくりを学びました。
ニットが得意だったこともあり、ニットの仕事を担当することも多かったそうです。
その後、自身のブランドに専念するため、2年ほど在籍し、アトウを退社しました。
ブランドスタートから1年後、2010年に開催された第2回 SHINMAI Creator's Project(シンマイクリエイターズプロジェクト)にて
ロンドンで制作した過去のポートフォリオを提出し、世界11カ国計37組の応募の中から有能な若手デザイナー4組の1つに蓮井茜が選出されました。
アカネウツノミヤのこだわり
2010AWコレクションより、展示形式での発表が始まりました。
服の精度を上げることの方が重要で見せ方としてはヴィジュアルに起こす方が好みということから、
ショーを行わずに展示形式のコレクションを続けているそうです。
打ち出すコンセプトは「素材の特質を生かしたラグジュアリーかつクリエイティブな服作り」。
ニットを布のように使い、ナチュラルで手の届くモード感でエディター、スタイリストをはじめ、
ファッション感度の高い女性たちの高い支持を獲得しました。
ブランドの取り扱いは伊勢丹新宿本店のほか玉川タカシマヤ、大阪の阪急うめだ本店などの主要百貨店のほか、ロンハーマン、バーニーズ・ニューヨークといった主要セレクトショップなど、ますます広がっています。
ゆくゆくは海外進出を視野に入れているとのことですが、
ビジネスを大きくしたいからと言うよりは元々デザイナーを志したのが海外だったので海外でどういう風に認知されるかに純粋に興味があると本人がコメントしており、今後の活躍に目が離せません。