アレックスストリーターとは
ミステリアスな雰囲気と独特の世界観で人々を魅了するブランド、ALEX STREETER(アレックスストリーター)です。作品ひとつずつにメッセージを込めた独創性溢れるアクセサリーで、特にミュージシャンやアーティストに多くの愛用者がいます。
アレックスストリーターの創設者は、ブランド名にもなっているアレックス・ストリーター氏です。1960年代のアメリカは、アート革命の黄金期でした。ポップアートの巨匠である偉大な芸術家、アンディー・ウォーホルが活躍を続けていた時期です。
当時アレックス氏はサンフランシスコの中心地で過ごしていました。刺激的な環境の中で、彼はペンダントやお守り作りなどを始めます。
ブランドの始まり
ブランドの誕生は、1971年のニューヨークです。元々はペインターの仕事をしていたアレックス氏でしたが、ジュエリーと出会い自分自身の作品を作ってみたいという気持ちが芽生えてきました。
そして、芸術の町として有名だったニューヨークのソーホー地区にお店を立ち上げます。
時代を象徴するような作品を作りたいという思いを抱き始めたアレックス氏は、スカルプチュア=彫刻物に出会いました。簡単に持ち運びができ、最小限の大きさで自分の思いを表現できるもの、それが彼にとってスカルプチュアのジュエリーでした。
その中でフライングハートという彼の作品の中でも最も古く、有名なジュエリーが生まれました。メタルにエッチングを施す技法を駆使し、占星術をモチーフにしたペンダントなども制作しています。
発想を求め旅へ
1976年以降、アレックス氏は、シルバーコレクションで溢れたニューヨークの店舗を突如閉店させてしまいます。制作に必要な新たなインスピレーションを得るために旅に出たのでした。
各国を巡った中で作品の発想をもらったアレックス氏は、1987年に再びニューヨークに戻ってきます。
「エンジェルハートリング」
ある日イギリスの映画監督が訪れ、ホラー映画にアレックスストリーターの作品を登場させたいと申し出ました。その映画が、ロバート・デニーロ氏主演の「エンゼル・ハート」です。
話を引き受けたアレックス氏は、各国を旅する中で生み出した作品をベースに作成したアクセサリー「エンジェルハートリング」を提供します。
このエンジェルハートリングは映画の中で主人公が悪魔を崇拝する象徴として身に付け、ブランドの知名度を一気に高めました。
エンジェルハートリングの成功をきっかけに、アレックスストリーターの作品は映画やショーなどで多く披露されるようになります。同時に、有名セレブやアーティストたちに広く愛用されるようになりました。
2000年、作品づくりに集中するためソーホー地区の店舗を閉めました。現在のアレックス氏は、娘と一緒にニューヨークのスタジオでビジネスを行っています。