アレキサンダーマックイーンとは
アレキサンダーマックイーン(ALEXANDER McQUEEN)は、1992年にイギリスのロンドンで創設した、イギリスの代表的なファッションブランドのひとつです。レディース、メンズ、バッグ、ジュエリーなどを手掛け、有名メーカーとのコラボレーション商品も多数売り出しています。
アバンギャルドなデザインが特徴で、レディー・ガガやビョークなど、アレキサンダーマックイーンを愛用するアーティストも多数。また、イギリス王室においてキャサリン妃がウィリアム王子との結婚式の際に、このブランドのデザイナーのドレスを着用したことでも注目を集めました。
ブランドの生い立ち
創立者はイギリスのファッションデザイナー、リー・アレキサンダー・マックイーン(Lee Alexander McQUEEN)で、1969年にロンドンで生まれました。1992年、彼はロンドン芸術大学のカレッジのひとつセントラル・セント・マーチンズの卒業コレクションにおいて作品を発表。有名スタイリストのイザベラ・ブロウがそれに注目して全作を買い取り、雑誌「VOGUE」で紹介したことがブランド創立のきっかけです。
リーは1993年にロンドン・コレクションでデビュー。その後もロンドン・コレクションにて作品を次々と発表し、アレキサンダーマックイーンは徐々にブランドとしての地位を築いていきました。1999年には活動拠点を一時ニューヨークに移しましたが、翌年には再びロンドンに戻っています。また同じく2000年に、カジュアルラインである「マックイーンズ(McQUEEN'S)」の展開をスタート。さらに2006年には、若者向けのセカンドラインである「マックキュー(McQ)」も展開を開始しています。
2002年からはパリコレクションにて作品を発表し、さらに2003年からはメンズラインも取り扱いを開始しました。また、2006年にはスポーツ用品メーカーのプーマと、2007年にはスーツケースメーカーのサムソナイトとコラボレーションを行うなど、2000年代に入ってから多岐にわたってアイテムを展開しています。
リーの死
ブランド自体は展開を続けるなか、2010年に創設者のリー・アレキサンダー・マックイーンが死去。親会社であるグッチ・グループがブランドの継続を決定したため、リーの右腕としてウィメンズウェアラインのヘッドデザイナーを務めていたサラ・バートン(Sarah Burton)が、リーに代わってクリエイティブ・ディレクターに就任しました。
リーの死後も、サラ・バートンのもとでアレキサンダーマックイーンは進化と成長を続けており、2014年には青山に日本初となる旗艦店もオープンしています。