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アレキサンダーワンは様々なブランドと積極的にコラボレーションを展開しています。その中で、2015年にイタリアの家具ブランドと高級感とリラックス感が備わった「ラウンジコレクション」という家具のコラボレーション商品を発表しました。
ポルトノーラ・フラウは、イタリアを拠点とする高級家具ブランドです。1912年にイタリアのトリノで創業し主に本革を使用したソファやチェアを展開。その品質の高さから1926年にはイタリア国王の御用達メーカーとして指定を受けます。また、イタリア国内を就航する豪華客船や自動車、ホテル、航空機のファーストクラスの内装を手掛けるなど名を残してきました。
ポルトノーラ・フラウが家具に使用する革は「ペレ・フラウ」と呼ばれる特別なもので、仔牛の革をさらに厳選して、時間をかけてなめします。その後、熟練の職人が手作業で制作、美しさが引き立つ家具が生まれます。
アレキサンダーワンとポルトノーラ・フラウのコラボレーションは、両者の持つ特徴が融合しさらに魅力的なコレクションとなりました。
コラボレーションしたアイテムは3種類、素材の異なるラウンジチェアとキャビネットです。全て、アレキサンダーワンを語るうえで欠かせない色とも言える黒が基調となっており、彼が服をデザインする際にテーマとしている、日常に浮かび上がる美しさが家具に反映されています。
ラウンジチェアは肌触りの良い袋に豆や穀類を詰めたボール状の「ビーンバッグ」がイメージされていて、丸みを帯びたデザインが可愛らしく、遊び心も表現。
チェアを包む素材はポルトノーラ・フラウが厳選した最高級の「ペレフラウ・ソウル」を使用、革とファーを刈り込んだシアリングと呼ばれる素材の2種類があります。
キャビネットの方は、シャークスキンを使用していてマットな風合い。裏面には異なる素材のスエードが貼られました。底部分に小さな車輪が付けられていて移動が可能なので、収納目的の他にサイドテーブルやミニバーとしても使えます。キャビネットの中は棚になっていて、グラス類やボトルなどが収納可能です。
世界中から注目される若手デザイナーと伝統を守りつつも新しいことに挑戦する高級家具ブランドのコラボレーションは、家具デザインに新風を起こすコレクションとも言われ注目されました。
