オールモストブラックとは
オールモストブラック(ALMOSTBLACK)は、二人のデザイナー中嶋峻太・川瀬正輝が手掛ける国内メンズファッションブランドです。オールモストブラックは、2015年秋冬シーズンよりコレクションデビューをしました。
中嶋氏は、15年ほど国内外でのデザイナーズブランドの経験を持ち、川瀬氏は、アパレル企業でメンズデザイナーとしてのキャリアを持っています。
ブランド名の由来は、ALMOSTBLACKの和訳である「褐色」からきています。褐色という色は、黒く見えるほど深い藍色のことで、この「褐色」という色は、平安時代の「褐色(かちえ)」という藍から由来しており、古くから日本人に愛されてきた色です。
デザイナーの二人は、この古くから日本人に愛される「褐色」に着目し、日本人らしい繊細で強い感性と美意識を感じさせるような「褐色服」を目指しています。
オールモストブラックの魅力
ブランドコンセプトは、「POST JAPONISM」で、その名のもとに、日本の伝統的な美意識と、アートや音楽などの世界のカルチャーを融合させて全く新しいデザインを打ち出しており、デビュー間もないにもかかわらず、現在注目を浴びているブランドとなっています。
デザインの特徴としては、シーズンによって多少違いがありますが、大胆なペイント加工を施したものや、バックプリントのされたもの、ライダースジャケットとトレンチコートをドッキングさせたようなデザインのものなど、斬新なものが多いです。
一見ストリート要素が強いように感じられますが、細部へのこだわりや素材の質の高さなどがあり、上品なモードとストリートが融合したデザインとなっています。それが、オールモストブラックのかっこよさでもあります。
このような、オールモストブラックの、自国の美意識を大事にしながら、世界のカルチャーを上品に取り入れたデザインは多くのファッショニスタ達から注目されており、今勢いのあるファッションブランドと言えるでしょう。
ブランド展開
2015年、秋冬コレクションよりデビューし、現在2017年秋冬コレクションを発表しています。
取り扱いの店舗は、東京では表参道ヒルズにあるセレクトショップであるidea by sosuや新宿にある伊勢丹メンズなどが取り扱いを行っており、UNITED ARROWS & SONSなどでも新作受注会を実施しています。他にも、中国や韓国、香港などにも取り扱い店舗があります。
オールモストブラックの、日本人の力強さとカルチャーの融合した上品なかっこよさは今後も注目されていくでしょう。