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アリクスの始まり
アリクス(ALYX)は、カリフォルニア育ちのディレクター、マシュー・ウィリアム(Matthew Williams)が2015年に立ち上げたアメリカ・ニューヨークのファッションブランドです。ブランドの名前は彼の愛娘の名前でもあります。
彼の名前は、レディー・ガガ(Lady Gaga)やカニエ・ウェスト(Kanye West)らアメリカ音楽業界における数々のビッグネームのクリエイティブディレクターを務めた実績や、一世を風靡したDJチーム、BEENTRILLでの活躍によって知られています。
2005年頃、当時19歳だったマシューはカリフォルニアで服作りをはじめました。そこからNYに移住して沢山の人々に出会いミュージシャン達との仕事を開始。
舞台のセットやコスチュームからミュージックビデオに至るまで全てを手掛けるようになりました。
また、写真家ニック・ナイト(Nick Knight)の撮影チームの主要メンバーとして経験を積み、音楽やフィルムでのコラボレーション、または写真や空間デザインなど、様々な経験をした後、自身の全てを完全にささげることができる状態になってから、2015年にアリクスをスタートさせました。
ファッションに映し出すもの
そんな同ブランドのコレクションは彼が幼少期を過ごしたカリフォルニアのユースカルチャーと、彼の愛する世界中のサブカルチャーを含め、自身が経験したエンターテインメント業界の視点をインスピレーションの源としてデザインに落とし込んでいます。
意図的にブランドやコレクションに付け加えようとしている訳ではないが、自然とインスピレーションのソースになっているそうです。
ラグジュアリーファッションに新たな息吹をもたらし、ロマンティックなストリートを奏でる。随所に散りばめられた美のシークレットコードによって人々の感情に訴えかけるコレクションを展開しています。
アリクスにとってコラボはとても重要な役割を果たし、服を縫ってくれる工場の職人やハードウェアを作ってくれる人達、関わっている全ての人の信条を反映させているといいます。コミュニケーションから製造まで、みんながプロジェクトを信じて関わることを大切にしているそうです。
ファッションというものは今の自分達、世界を反映するものであり、だからこそ世界の美しさをファッションに映し出すことができる。
言語や社会的背景に関係なく、いくつもの次元において人々とコネクトできるファッションを提案し続けるアリクスの今後に注目です。
