アミアレクサンドルマテュッシ(AMI Alexandre Mattiussi)は、2011年の誕生以来、カジュアルながらセンスアップされたデザインで人気急上昇中のブランドです。
アミのコンセプト
ブランドの設立者でありながらデザイナーでもあるアレクサンドル・マテュッシ(Alexandre Mattiussi)は、AMIのコレクションについて、「実際に生活する男性のためのリアルクローズの提案」だと語っています。
「良いデザインで着やすくシック、そしてなによりもクールで完成されたワードローブであるべき」というブランドのコンセプトには、アレクサンドル・マテュッシの考えが息づいています。
人からのインスピレーション
デザイナー自身の名前の頭文字である「AMI」が持っているのは、フランス語の友達という意味です。アレクサンドル・マテュッシにとって、愛する友人やインスピレーションをくれる人々が「AMI」そのものだといいます。
それらの人々が持っているワードローブが、デザインを考える上でのヒントになっているそうです。
シンプルながらひとりひとりに似合い、気取っていないけど格好良くきまるという洗練されたスタイルを彼らは求めており、自身も同じようなスタイルを目指してデザインしていると語っています。
また、親友の自宅でピクニック形式のコレクション発表を行ったり、友人が描いた鳥をアイテムにプリントしたりといったところにも、友達への想いが込められています。
人からデザインのインスピレーションを得ると語る彼は、デザインを考えるにあたりまず初めに、道を歩く人々を眺めることからスタートし、バーやナイトクラブ、レストランでお酒を飲む人々や食事を楽しむ人たちの様子から、インスパイアされることもあるといいます。
今のところウィメンズウェアのコレクションを展開するかは分からないものの、自身のブランドを好きになってくれた女性たちのために、女性用サイズの展開も考えているようです。
来日して感じた思い
2014年2月に来日した彼は、東京で開催されている、アミアレクサンドルマテュッシのポップアップショップやイベントを訪れました。
イベントに多くの人たちが集まった様子を見ることができ、さらに、どのようにブランドのアイテムを着てくれているかを見ることができたのはいい機会であり、幸せなことだと語っています。
また、日本の若者の服装やスタイリングに興味があると話し、いつも写真で若者たちの色々なスタイルを見ているそうです。日本でも東京などでショップの出店をしたい気持ちはあるものの、設立から3年経つ今は、ものごとをマイペースに進めていきたいと語りました。
業界で注目度が上がっているアミアレクサンドルマテュッシは、今後も期待の高いブランドとして世界で支持を集めていくことでしょう。