アンテプリマとは
アンテプリマ(ANTEPRIMA)は、1993年にバッグを中心としたブランドとしてスタートしました。
デザイナーは、日本人の荻野いづみです。彼女は、20代をアメリカ、30代を香港で過ごした後、イタリアのブランドで働きます。
そして1993年、夫である萩野正明が会長をしているフェニックスグループの出資を受け、アンテプリマを立ち上げました。1995年には活動の拠点をイタリアのミラノに移し、現在はイタリアからファッションを発信しています。
荻野正明とは
アンテプリマの母体であるフェニックスグループの会長で、アンテプリマのデザイナー荻野いづみの夫でもある荻野正明は、海外で活躍をしている日本有数の事業家です。
彼は、1941年に大阪で生まれました。神戸外国語大学を卒業後、繊維商社での勤務などを経て、1970年に香港で、仲間と共にフェニックス・香港をスタートさせました。
1986年には、イタリアの有名ブランドである、プラダ(PRADA)のアジア市場での販売権を獲得しました。
そして、香港でのプラダ1号店をペニンシュラホテルにオープンさせ、2号店を香港島にあるセントラルビルに、シンガポールの伊勢丹などにもオープンさせた実績があります。
シティスーパー(Citysuper)
そして1996年には、高級食品を中心に、豊富な品揃えを展開するシティースーパー(Citysuper)をオープンさせます。
このシティースーパーを利用している客層は、世帯収入が香港でトップ5%に位置する、学歴は比較的高い、25歳から45歳までの世代という特徴があります。
また、共働き社会でもある香港は、男性も家事を担うことがあるため、女性客だけでなく、男性客の利用も多いスーパーのようです。
さらに、客の3割が外国人という消費者のニーズに合わせて、世界中から取り揃えた商品も提供しています。シティースーパーは、香港、台湾、上海と順調に店舗を増やしており、2012年には関連の店舗を含め17店舗を出店させました。
その後、中国での出店の加速も予測されるほど規模を拡大しています。現在はグループ会社をまとめて、フェニックスグループホールディングス(Fenix Group Holdings Ltd)として展開しています。