アンチソーシャルソーシャルクラブの始まり
アンチソーシャルソーシャルクラブ(Anti Social Social Club)は2015年に韓国系アメリカ人のニーク・クラーク(Neek Lurk)がアメリカ・ロサンゼルスにてスタートさせたストリートファッションブランドです。
デザイナーのニーク・クラークは、ステューシー(STUSSY)のソーシャルメディアマネージャーを務めていた経歴があります。
アンチソーシャルソーシャルクラブの最大の特徴であるロゴの言葉はデザイナーであるニック・クラーク自身の不満や悲しみ、妬みなど負の感情を込めた意味合いからブランド名が誕生しました。
現代のストリートファッションを代表するブランド
2015年初頭に突如として現れたアンチソーシャルソーシャルクラブは、世界の名だたる著名人の着用がきっかけで、若者を中心に爆発的な人気を誇ります。ラッパーで世界を代表するファッションアイコン カニエ・ウエスト(Kane West)や世界から注目を集めるジー・ドラゴン(G-DRAGON)、世界を代表する歌姫 アリアナ・グランデ(Ariana Grande)などが着用しています。
著名人の着用と共に、シンプルの中に言葉によるインパクトを加えたデザインのTシャツやフーディーは若者が好んで着用するようになりました。
アンチソーシャルソーシャルクラブの人気に拍車をかけた、もう一つの理由が値段です。若者に手が届きやすい値段設定にしたことで、求めやすいファッションアイテムとして確立します。開設されたオンラインサイトでは、数分で売り切れるなど高い人気がうかがえる程、人気を確固たるものとしました。
ですが、人気の裏にはアクシデントがつきもので、購入後商品が届くまでに半年から1年かかるなど、話題が尽きないブランドです。この問題はニーク・クラークがSNSを通じて購入者に謝るという騒動までに発展しました。
アパレル商品のみならず日用雑貨などを販売したことで、更に注目を集めました。日用雑貨にもブランドのテキストが使われ、ブランドの意思が理解できるデザインで構成されています。
アパレルのみならず数々のアイテムを手掛けることで、自身のブランドを多方面からアプローチした事がきっかけに、現代を代表するストリートファッションブランドへと急成長を遂げます。
数々のブランドとのコラボ
人気に拍車をかける試みを次々に発表していきます。
2016年5月には日本を代表するストリートラグジュラリーブランド マスターマインドジャパン(mastermind JAPAN)とコラボした事をきっかけに人気や知名度が多方名に広がりを見せました。
翌年、2017年にはア ベイシング エイプ(A BATHING APE)とコラボをしました。ア ベイシング エイプの代表デザイン カモエイプにアンチソーシャルソーシャルクラブのテキストをデザインしたフーディーは大きな話題を呼びました。
2018年にも日本を代表するファッションブランドとコラボを行っています。コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)の18個目のライン シー ディー ジー(CDG)とのコラボは、アバンギャルドなデザインにストリートを加えたTシャツが発売され、注目を集めました。
コラボをすることでブランドの知名度や人気度、表現力を新たに獲得したことで今後も更に注目を集めるブランドです。