デザイナー ジャン・トゥイトゥ

アーペーセー(A.P.C)は、フランス パリで1987年に設立したメンズブランドです。創設者であるジャン・トゥイトゥ(Jean Touitou)が36歳の時にアーペーセーをスタートさせました。 チュニジアで生まれであるジャン・トゥイトゥは、語学や歴史学を学ぶためにパリにあるソルボンヌ大学に入学します。 卒業後には、1年間南米に放浪の旅を行い、1977年にパリに戻りました。パリにも拠点を置いていたケンゾー(KENZO)で、倉庫を管理するポジションに着きます。 その後、アニエス・ベー(agnes b.)に入社し、さらに経験を積んでいきました。1983年には、ケンゾーで一緒に仕事を行っていた入江末男と共に新ブランド IRIE(イリエ)を設立します。IRIEはパリの左岸にオープンし、成功をおさめていました。

アーペーセーのスタート

1986年ジャン・トゥイトゥはIRIEを離れ独立し、自身のオリジナルブランドを開始します。スタート当初は、ブランド名をあえて作らずコレクションを発表していました。 その後アーペーセーをブランド名にします。ブランド名には、生産と創造の工房という意味が込められ、それぞれの単語の頭文字をとって名付けられたものです。 ジャン・トゥイトゥは、服のデザインを作ったデザイナーの名前で判断されることを敬遠し、当初はブランド名を存在させていませんでした。そのため、ブランド名にもデザイナーの名を結びつけないようなネーミングを意識し、意図的に名付けています。 その後1988年には、アーペーセーにレディースラインが誕生します。

拡大するブランド

日本では、1991年に東京 代官山に1号目のショップをオープン、1992年には現在のアダム・エロペ(ADAM ET ROPE)などを持つJUNグループとの合併を行い、East by Westを設立しました。 より多くの人の手にアーペーセーのファッションが届くようにと、1994年にはカタログでの通信販売「V.P.C」や、オンラインショップなどの展開を始めます。 2000年代に入り、2006年にはアーペーセージャパンを設立、2008年には東京 神宮前に北青山店をオープンさせ、日本により馴染み深いブランドになっていきました。 2010年、マリメッコ(marimekko)やイルビゾンテ(IL BISONTE)などの日本での事業展開を担う株式会社ルックが、アーペーセーの全株式を取得します。 2010年には、大阪の複合型商業施設にアーペーセーが出店し、全国に続々とショップをオープンさせていき、現在も拡大中です。全国のみならず、2012年にはアメリカ ニューヨーク、フランス パリへと進化し続けています。

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