デザイナー 片山勇
日本のみならず世界で愛されるバックラッシュ(BACKLASH)は、デザイナー片山勇により生まれたレザーブランドです。メイド・イン・ジャパンにこだわり世界に挑む片山は、1965年生まれの広島県出身です。
片山がレザーファッションデザイナーへの道を決意するきっかけになったのは、革とバイクを好み、片山が中学生の時に42歳にして亡くなった父親です。片山は18歳で上京し、20歳の時にバッグメーカーに入社します。
バックラッシュの始まり
その後1999年に、株式会社バックラッシュを設立し、誕生から4年後の2003年、代官山に直営店をオープンさせました。その後大阪や福岡、ロサンゼルスなどにも出店し、現在は日本だけでも30店の路面店を展開しています。
2004年にパリコレクションにデビューした後は、パリやミラノで発信を続けてきました。
唯一無二のレザー
バックラッシュでは季節に関係なく常にレザーを追求し、レザージャケットやブルゾン、ブーツやバッグなど服から小物まで幅広く生産を行っています。
素材から自社で開発を行い、職人たちの手により複雑な加工や芸術的な手染めがなされ、世界でたった一つの製品ができあがります。
愛されるバックラッシュ
革そのままのツヤと質感を大切にした、唯一無二のバックラッシュのレザーを愛用するファンは世界にまで広まっています。
革の魔術師と称される片山が生み出すレザーは、元サッカー選手のデヴィット・ベッカム(David Beckham)や、世界的人気を誇るイギリスのロックバンドグループオアシス(Oasis)のリアム・ギャラガー(William Gallagher)など、日本を超えて多くのミュージシャンやアーティストに選ばれています。
メディアへの登場
世界で愛されるレザーを生み出してきた片山は、メディアに出ることがほとんどなく、その情熱やこだわり、仕事ぶりは謎に包まれたままでした。
そんな片山の心に入り信頼を得た、ビジュアル・アーティストの牧野耕一が、1年以上をかけて片山のすべてを映像に収めます。
2009年にその映像がイサム・カタヤマ=アルチザナル・ライフとして映画公開され、話題を呼びました。
創立15周年記念
ブランド創立15周年となる2013年には、バックラッシュのこれまでを振り返る展示や、ブランドとゆかりの深いアーティストたちによるライブパフォーマンスが行われるISAMU KATAYAMA BACKLASH NIGHT ""One Decade and a Half""が開催され、豪華なイベントに多くの人が足を運びました。
ブランド誕生から17年経った今も、妥協を許さない片山のこだわりと最高のクオリティは変わらず、バックラッシュのレザーに惚れ込む人が後を絶ちません。情熱的に挑み続ける片山がつくりだすレザーは、世界最高峰のブランドと言われています。