バルマン(Balmain)は、1945年フランスでピエール・バルマン(Pierre Balmain)によって設立されたブランドです。
ラグジュアリーブランドとして有名なバルマンですが、2011年に若干25歳という若さでオリヴィエ・ルスタン(Olivier Rousteing)がクリエイティブディレクターに就任してから、次々と新しいブランド戦略を打ちだし、他のブランドとコラボするなど今までバルマンとは縁がなかったような世代をも魅了していきました。
「BALMAIN×H&M」
そのコラボのひとつが、2015年に発表されたファストファッションで有名なH&Mとのコラボ「BALMAIN×H&M」です。
世界中の250店舗のH&Mで同時発売となったのですが、あまりにも人気で前日の閉店前に並んだとしても欲しいものが手に入るかわからないという人気ぶりでした。日本でも争奪戦が繰り広げられるほどの注目と話題を集めました。
このコラボの内容は、メンズ・レディースともかなり個性的なアイテムが多く、価格はファストファッション価格ではありませんが、クオリティからみるとかなり格安になっているので、盛況ぶりもうなずけます。
メンズは、バルマンを象徴するバイカ-ジャケットやエボレットが付いたミリタリーシャツ、レディースはゴールドボタンのホワイトジャケットやロープのレースアップシューズなどがあります。
ナイキラボ(NikeLab)
2016年にはナイキラボ(NikeLab)とバルマンのコラボレーションも発表されました。
メンズ、レディースとも黒を基調としたシューズやジャケットがラインナップされ、特にゴールドとブラックのコンビネーションでデザイン性を機能性を兼ね合わせたシューズは素晴らしいモデルとなっています。
ディテールなど細部にまでこだわったコラボシューズは、ナイキに新しい風を吹き込んでいます。ウェアも独創的でバルマンらしいトラッドな雰囲気はそのままにスポーティな素材を使用したスリムなウェアも大人気で品切れが続出しました。
オリヴィエ・ルスタンがトップに就任してから、バルマンはこうしたコラボなどのブランド戦略でブランドイメージを着実に向上させていっています。
トラディショナルなイメージを保ちながら新たなことへのチャレンジも惜しまずバルマンの新たなコラボレーションが楽しみです。