ベドウィン(BEDWIN)とは
ベドウィン(BEDWIN)は、2004年に設立された日本のファッションブランドです。2007年にはベドウィン&ザハートブレイカーズ(BEDWIN&THE HEARTBREAKERS)に改名されました。
ベドウィンというブランド名は、北アフリカやアラビアなどの遊牧民族であるベドウィン族の名前に由来しています。
設立当初はメンズ小物数点とジャケットのみの取り扱いから開始しましたが、徐々にその独自のスタイルを確立していき、2007年には本格的なコレクションを発表しました。その後、2011年にはレディースラインも発表しています。
設立者 渡辺真史
ベドウィンの設立者である渡辺真史は、1971年に東京都に生まれました。渡辺真史はもともと、10代の頃からモデルとして活動しています。やがてモデルとしてファッションに関わる中で、洋服の制作などにも興味を持つようになりました。
武蔵野美術大学で学んだのちは、ロンドンに留学しています。帰国後に他のブランドで経験を積み、2003年に自身の会社である株式会社 ディーエルエックス(DLX CO.,LTD.)を設立、ベドウィンをスタートさせました。
渡辺真史はベドウィンの作品制作において、ものづくりにプライドを持っている職人と共に仕事をすることで、ベドウィンならではのこだわりのアイテムを生み出しています。
ブランドの魅力
ミリタリーやトラッドなど様々な要素を取り入れつつ、ベーシックな中にも若干のひねりを加えたデザインがベドウィンの特徴です。
渡辺真史自身がストリート系ファッションの出身なこともあり、ベドウィンのアイテムはストリートとハイエンドの両方の要素を持っているといえます。そのため、設立当初はどのジャンルにも分類しにくい位置にありました。
ストリートにもハイエンドにも属さないベドウィンのデザインコンセプトは、発表後徐々に市民権を獲得していき、のちにトリップスターなどのヒット商品も生まれています。
トリップスターは2007年にベドウィンが発表したメンズパンツで、股上の深いパンツを膝下でカットしてタイトに絞ったデザインが特徴です。このトリップスターのヒットをきっかけに、ベドウィンは一気にその認知度を高めていきました。