ベルスタッフとは
ベルスタッフ(Belstaff)は1924年にイーライ・ベロヴィッチ(Eli Belovitch)と義理の息子であるハリス・グロスバーグ(Harry Gerosberg)がイギリスのスタンフォードシアに設立したモーターウェアブランドです。
ブランド設立当初から展開しているモーターウェアを中心にライダーのためのアイテムを販売しています。
ベルスタッフはライダースジャケットの発祥ブランドとされているブランドです。ライダースジャケットなどに施される「ワックスコットン」を初めて使用した事でライダースジャケットの発祥ブランドと呼ばれる様になりました。
ワックスコットンは、きめの細かいコットンにワックスを塗り付けて仕上げた素材です。ワックスコットンは、高い防水性と防風性に加え通気性にも優れています。
ベルスタッフのブランドロゴには「どんな時代も乗り越えていけるように」と、強い思いが込められています。
現在はブランドの拠点をイタリアに移し、現代にアップグレードされたバイカースタイルをコレクションで発表しています。
2019年のコレクションを期に、日本から撤退しています。
ベルスタッフを代表するアイテム
1981年にライダー達が愛用したモデル トライアルジャケットをよりファッションナブルにアップグレードした「ロードスター」がベルスタッフの代表的なアイテムです。
機能的なポケットを4つ配置されており、マチ付きで大容量の収納が出来るようにデザインされています。そして、ウエスト調節のベルトはバイカーウェアでありながらもベルトというアイテムを加えることエレガントなシルエットを作り出しています。
1960年代にナイロン生地の「XL500ジャケット」を作り出しています。このアイテムがデュポン社の眼に留まり、ベルフレックス(Belflex)が誕生しました。ワックスドコットンジャケットが一大ブームを起こしていた時代にベルフレックスを使用したXL500ジャケットを発売し一世を風靡しました。この特別なXL500ジャケットは完全防水を実現したジャケットで多くのライダー達に愛用された歴史があります。今もなお、ベルスタッフを代表するアイテムとして販売されています。
サスティナブルな面でも注目を集める
ベルスタッフは、フットウェアも展開しているブランドでもあります。ブーツは年々も履けることが出来るファッションアイテムとして、現代のサスティナブルを中心としたファッション業界で注目を集めています。
2020年に発表されたコレクションではブーツに合わせたスタイリングをメンス共にウィメンズでも発表しました。