ビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)は自社で展開しているシューズに様々なこだわりを持っています。そのひとつが、人間の足裏の凹凸に忠実に合わせた中敷きです。これは、ブランドが大切にしている足からの健康を考えた形状に基づいています。 ビルケンシュトックの中敷きはラテックスと呼ばれるゴムの木から作られた樹脂が混ざったコルク、2枚の麻素材、そして一番上にはスエードがのる4枚から作られ、靴底と合体しています。 中敷きはそれぞれに通気性や吸汗性などの優れた機能を持っており、特に天然ゴムが混じっているコルク素材には、長時間の使用に耐える力と長持ちする機能が含まれ、歩けば歩くほどその人の足の形に素材がなじむようになるのが特徴です。 ビルケンシュトックの中敷きは地面からの衝撃を吸収し、歩き方を本来ある姿に正してくれます。この中敷きを開発する際には足の解剖学に着目をしました。 足があたる部分には縦方向と横方向に凹凸があり、それぞれに歩く際のバランスを整えてくれたり、姿勢の良さを保ってくれたりする効果があります。 ビルケンシュトックのシューズの靴底は全てに段差はなくフラットに作られています。その理由は、足の一部分だけではなく全体に体重がかかるようにして、スムーズな歩き方をサポートするだけでなく、体を自然な形に正してくれるからです。 ビルケンシュトックのシューズのこだわりは中敷きだけではありません。主にサンダルに付属しているバックルは、焼き付け塗装という加工をすることによって長期間履いても錆びることがない丈夫なつくりをしています。 サンダルの中でもブランドを代表するアリゾナ(ARIZONA)やミラノ(MILANO)に見られるように、ストラップが他のサンダルよりも後方まで延びています。これは、足をかかとの部分でしっかりと支えて脱げにくくする特徴があります。このストラップの形状もブランドが独自で編み出したものです。 長く履き込んでいくことによって、使用する人の足になじんでいくビルケンシュトックのシューズをできるだけ長く愛用してほしいという願いは、自社の修理工場を構えるきっかけとなりました。この修理もブランドのもうひとつのこだわりです。 修理工場には専門の職人が配置されており、シューズの種類の中では手作業で縫い上げることもあります。シューズに使われている付属品は純正品をドイツより輸入し修理に使用します。丁寧な作業によって修理されたシューズは息を吹き返し、再び愛用者の元に戻っていきます。

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