1884年、ギリシャの銀細工職人であったソティリオ・ブルガリ(Sotirio Bulgari)が、ローマで誕生させたブルガリ(BVLGARI)。
今やジュエリー、時計、香水などのアイテムで世界中が知る高級ブランドのひとつですが、1977年にブルガリ・ブルガリの時計を発表して以降、ブルガリの時計は次々とヒットしてきました。
そうして、現在もなおラグジュアリーな時計を求める人から強い支持を受けています。
八角形の形状で、エレガンスかつ強さを感じる人気の時計オクト。この時計とコラボレーションした奥山氏は、オクトにスポーティーな印象を加え、より勢いを感じるデザインに仕上げました。
奥山氏は、フェラーリエンツォやマセラティクアトロポルテなどの自動車、鉄道や船舶などをデザインするデザイナーで、世界的にも知られています。
オクトヴェロチッシモKEN OKUYAMA DESIGN日本限定モデルと、オクトソロテンポKEN OKUYAMA DESIGN日本限定モデルの2つを発表し、2015年秋に発売しました。ヴェロチッシモは200本、ソロテンポは50本の限定で、ケースまでも高級感あふれる特別品です。
ブルガリ・ウォッチ・デザインセンターシニアディレクターのファブリツィオ・ボナマッサ(Fabrizio Buonamassa)氏は、奥山氏がフェラーリやマセラティのスタイリングを担っているときにその才能を知り、オクトのデザインを頼むとしたら彼と決めていました。
ブルガリの時計にはイタリアのものづくりに対する哲学や考え方が必要で、彼の論理的にデザインを構築する能力を見抜きました。
そして、複数の分野のものを手がけられる奥山氏の仕事ぶりがファブリツィオ・ボナマッサ氏の目に再度留まり、今回のコラボレーションが実現することになります。
一見派手な一方でシックであるデザインが、イタリアらしさ。
デザインの構造が緻密に構築され考え抜かれたものだからこそ、ブルガリの時計は高貴たる地位を維持しているといえます。そうして、このコラボレーション限定時計は、男性の心を強くつかむアイテムとなりました。