セリーヌの原点

セリーヌは、1945年に、女性実業家のセリーヌ・ヴィピアナが夫のリチャードと共に開いた子ども靴の専門店がはじまりです。 パリのマルタ通り52番地にあった、この子ども靴専門店は、パリの革職人の技術を生かしたオーダメイドの子ども靴を扱っており、上流階級の家庭を中心に支持されるように。顧客に、モナコ皇室のアルバート王子とキャロライン王女がいたことも大きく影響しました。 1948年にはスタイリッシュで履きやすいシューズが評判となり、フランクリン・ルーズベルト大通りに二番目となるブティックをオープンさせました。 1955年には、有名なイラストレーターであったぺイネが包装紙とカタログのカバーを制作します。

靴からトータルファッションへ

1959年に馬具のくつわをモチーフにしたデザインのモカシンを発表し婦人靴を、1965年には「Vent For」というフレグランスを発表し香水とスカーフを、1966年にバッグ、1967年にはパステルカラーのスポーツウエアを作り、順を追って取り扱うアイテムを増やし、トータルファッションブランドとして知られるようになりました。 1970年には日本、韓国、アメリカなどに進出し、急速に世界へとネットワークを広げます。 セリーヌ独自のベーシックなデザインかつ、上品な雰囲気は、パリのBCBG(良い趣味、良い階級。上流階級の服装。フレンチカジュアルの一種)の代名詞にまで登りつめました。 1987年にはベルナール・アルノーが率いるフィナンシエール・アガッシュ(現在はモエヘネシー・ルイ ヴィトン、LVMHと呼ばれています)に買収されました。

二つの代表的シリーズ

セリーヌの代表的なデザインには、「マカダム」シリーズと「サルキー」シリーズがあります。「マカダム」シリーズは、塩化ビニールを使った素材で作られ、セリーヌのモチーフであるブラゾン(セリーヌのロゴ)を組み合わせたデザイン。 派手なわけではないのに、一目見たらセリーヌだとわかるデザインです。「サルキー」シリーズは、二輪馬車と「C」をモチーフにしたデザイン。 どちらも現在でも人気のあるデザインですが、実は1966年のバッグ販売開始当初から変わらないものです。
セリーヌ 高価買取いたします »

【RINKAN公式SNSにて最新情報配信中】