クロエ(Chloe)は、フランス生まれのファッションブランドです。クロエは世の中で、オートクチュールが台頭している中、唯一高級な既成服を世に送り出したブランドとして有名になりました。
そんなクロエは世界中の人々から愛されており、有名人やセレブたちも愛用しているブランドです。
愛されるクロエ
ブランド発足初期の頃、クロエを愛用している有名人としてはアメリカの第35代大統領であるジョン・F・ケネディ(John Fitzgerald Kenned)の夫人であるジャクリーン・リー・ブーヴィエ・ケネディ・オナシス(Jacqueline Lee Bouvier Kennedy Onassis)や、
フランスの人気女優であるブリジット・バルドー(Brigitte Bardot)、ギリシャ系のソプラノ歌手マリア・カラス(Maria Callas)、アメリカの女優であり、モナコ王国の王妃であるグレース・ケリー(Grace Patricia Kelly)など、そうそうたる面々があげられます。
当時のデザイナーである、ギャビー・アギョン(Gaby Aghion)によるシルクのブラウスは、同じシルクでも違った光沢感を組み合わせるというコントラストを生み出しており、高級な雰囲気を醸し出していました。
こういった特徴もあり、世界を代表する高貴なセレブまでも虜にしていました。
多くの愛用者たち
そして、1990年代になり、クロエがより若い人たちもターゲットとして取り込むために、カール・ラガーフィールド(Karl Lagerfeld)やステラマッカートニー(Stella McCartney)を起用し始めました。
クロエのブランドイメージが初期と比較するとよりカジュアルで若々しい印象に変化しているため、女優のキルティン・ダンスト(Kirsten Caroline Dunst)、ナタリーポートマン(Natalie Portman)、フランスの女優で歌手のルー・ドワイヨン(Lou Doillon)などがクロエ愛用者として仲間入りしています。
ナタリーポートマンは、クロエのパディントントートバッグを愛用していることが有名です。また、ルー・ドワイヨンはクロエのイメージモデルも務めたことがあり、サングラスなどの小物を取り入れています。
彼女たちは普段、とてもラフでカジュアルな恰好が多く、さらっとクロエのアイテムを取り入れているスタイルが世界中の若者たちのファッションアイコンになっています。
また、姉妹ブランドのシー・バイ・クロエなども展開され始め、一部のセレブや有名人だけではなく、一般的にもなじみのあるブランドになってきています。