レディー・ガガに認められたブランド
2010年にスタートした日本発のブランド、クリスチャンダダは、斬新なデザインセンスのあるファッションアイテムが数多く揃い、幅広く支持されています。
クリスチャンダダの名前が広まったのはブランド創設から1年後の2011年、世界的に有名なアーティスト、レディー・ガガの衣装を手掛けたことで広く知られることとなりました。
レディー・ガガに認められたことで、アルマーニ以外では唯一となる、ツアーコスチュームを手掛けるブランドとしての地位を獲得しました。
クリスチャンダダの始まり
クリスチャンダダのデザイナーでもあり、ブランドの立ち上げも行ったのは森川マサノリです。服飾学校卒業後、自分のショップを開くことが目標だった彼が、なぜかデザイナーとして採用されたことから、彼のデザイナーとしてのキャリアがスタートします。
デザイナーを経験した後、イギリスに渡り、イギリスのブランドであるシャルル・アナスタスでアシスタントを経験しました。
そこで日本にはないファッションに対する意識を吸収し帰国、2010年に自身のブランドであるクリスチャンダダをスタートします。ここからクリスチャンダダの快進撃のスタートです
迫力のランウェイ
クリスチャンダダの魅力として挙げられるのは、コレクションごとに異なるメッセージ性のあるテーマと、他のブランドにはないようなインパクト抜群のランウェイです。その年ごとに雰囲気を変えたランウェイでのコレクションを発表し続けます。
しかし、ブランド立ち上げからのコンセプトはそのままで、クリスチャンダダならではのオリジナリティは変わりません。クリスチャンダダの魅力あふれたランウェイに、毎回注目が集まっています。
特徴的な刺繍アイテム
クリスチャンダダの特徴は、コレクションでたびたび登場している刺繍を用いたアイテムにあります。ブルゾンから靴まで、幅広いアイテムに刺繍が施されているものが見られます。
立体感のある刺繍のテクニックが用いられたアイテムは、どれも目を見張るものばかりです。これは、森川マサノリの祖父母が特攻服の刺繍を行っていたことに原点があります。
両親は共働きで、祖父母と過ごす時間が長かったという幼少期、刺繍が身近にあった彼だからこそのアイテムと言えます。
まだブランドとしての歴史は短いものの、パリコレクションにも参加するなど、活躍の場をさらに広げています。これからも、クリスチャンダダらしさをより一層追及し、さらなる進化を遂げることが期待されます。クリスチャンダダの発表するコレクションにこれからも注目です。