新進気鋭のブランド クリスチャンダダ

2010年にスタートした日本のブランド、クリスチャンダダでは、ただ服を着るだけでなく、それぞれのアイデンティティもファッションのツールとして表現することをブランドのコンセプトと掲げています。 個性的なファッションアイテムが揃う、現在注目を集めている新進気鋭のブランドです。ブランドの名前が一気に広がったのは2011年、世界的アーティストであるレディー・ガガの衣装を手掛けたことで、クリスチャンダダの名前が広く知られるきっかけとなりました。

創業者 森川マサノリ

そんなクリスチャンダダのデザイナーを務めるのが、ブランドの創業者でもある森川マサノリです。 1984年、香川県に生まれました。両親は共働きだったため、祖父母と過ごす時間が長かった幼少期を過ごします。祖父母が刺繍屋を営んでいたこともあり、小さいころからファッションに興味がありました。 中学生時代には周りの影響もあり、ファッションにハマると同時にファッション業界で働くことを意識し始めます。 高校卒業後は、大阪の服飾専門学校に進学し、主にファッション業界の経営について学びました。卒業後はセレクトショップのオリジナルブランドへ就職します。 森川氏は、もとは自分でショップを持つのが夢だったため、販売の経験を積むため販売員として応募したつもりが、デザイナーとして採用されたのが彼の転機となりました。そこから彼のデザイナーとしてのキャリアがスタートします。

イギリスでの経験

元々イギリスでファッションに触れたいと思っていた彼は、友人がイギリスに行くことになったことを機会に仕事を辞めて、イギリスへ渡ります。 イギリスのブランドであるシャルル・アナスタスでアシスタントを経験し、日本とは異なるファッションに対する感覚を学びました。

クリスチャンダダのスタート

そして帰国後、自身のブランドであるクリスチャンダダを立ち上げます。 2010年、彼が26歳の時のことです。ブランド名は、キリスト教を表すクリスチャンと破壊や否定を意味するダダイズムを合わせて名付けられました。 ファッションアイテムはもちろん、コレクションなどでも他のブランドがやっていないようなことにどんどん挑戦しています。現在はシンガポールの高級時計やアクセサリーを扱う企業D'Leagueの子会社となりました。 森川マサノリはデザイナーに専念するとともに、パリコレクションへの参加など、クリスチャンダダを日本だけでなく世界的に成長させる取り組みを行っています。 ブランドを立ち上げてからまだ6年、彼の挑戦は始まったばかりです。これからのクリスチャンダダ、そして森川マサノリのコレクションから目が離せません。
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