チャーチ(Church’s)は、イギリスの靴づくりの盛んなノーサンプトンで生まれました。手間を惜しまない製法によって作り出されているトラディショナルなスタイルの靴は上質な英国靴として、その名を世界に知られています。
チャーチの靴は、グッドイヤー・ウェルト製法で、8週間の時間をかけ250もの工程を経て、熟練の職人の手によって作り出されています。伝統を受け継ぎ、クラフトマンシップを大切にした手間を惜しまない作業が、その上質な靴の基盤となっています。
チャーチのシューズは、メンズ、レディースで展開されており、シューズモデルも豊富です。その歴史の長さから、おさえておきたい定番のモデルも数多く存在しています。
ディプロマット(Diplomat)
内羽根セミブローグでほどよいメダリオンの装飾がオン、オフのシーンを問わない、使いやすいモデルとなっています。名前には、外交官という意味があり、世界を股にかけ活躍するイメージで作られています。ドレスシューズのメインラスト(木型)であるラスト173を使用しています。
コンサル (Consul)
内羽根ストレートチップで、領事を意味する名前になります。上品でクラッシックなデザインは、仕事から冠婚葬祭に至るまで、オールマイティに活躍する1足です。使用されているのは、ラスト173です。
チェットウィンド(Chetwynd)
内羽根フルブローグのデザインで、カントリー靴にインスパイアされて生まれたものです。小説や映画などで、登場する機会が多いシューズといわれています。ラスト173が使用され、ディプロマット、コンサルと共にドレスシューズベスト3と称されています。
バーウッド(Burwood)
チェットウィンドと同じく内羽根フルブローグですが、ボリューム感のあるフォルムが特徴です。一見似たようなデザインでも、木型によって異なる表情を見せるのがチャーチの魅力でもあります。使用されているのはラスト81です。
シャノン (Shannon)
映画007慰めの報酬、の劇中で俳優のダニエルクレイグ(Daniel Craig)が着用したことでも有名です。外羽根プレーントゥで、シンプルなデザインだからこそ品質の良さが伺えるモデルとなっています。シンプルなデザインに、ポリッシュドバインダー、ダブルソール仕上げが施されています。
このモデルは、スーツスタイルはもちろんカジュアルなデニムなどにも合わせやすく、女性にも愛用されています。使用されているのはラスト103です。
ケッツビー(Ketsby)
ウィメンズラインのサイドゴアのショートブーツです。脱いだり、履いたりしやすく、スッキリとした形を生み出すサイドゴアの仕様は、機能性も兼ね備えています。ラバーソールなので、滑りにくく、前後にメダリオンを配した流行に左右されないデザインが特徴のモデルです。
オメガ(Omega)
ウィメンズラインのタッセルのついたローファーです。フリンジとタッセルのついたものはチャーチでは珍しく、キルトを思い起こさせるデザインとなっています。ラバーソールで滑りにくく、輝くレザーの質感が上品さとラグジュアリー感を添えています。
チャーチには、様々なシューズのモデルがありファンを楽しませます。