1941年のブランド誕生以来、70年もの長い歴史を誇るニューヨーク出身のブランド、コーチ。上質な革製品でありながらも手にしやすい価格帯にこだわり、世界中で高い人気を博してきたブランドです。
コーチのデザインの要となるのがエグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターの役割。
2013年9月からコーチのエグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターに就任したのが、デザイナー スチュアート・ヴィヴァースです。
メンズ、ウィメンズのデザインだけでなく、写真やブランドイメージに合わせた店舗づくりと、コーチのブランドイメージを形作る全般を広い範囲で手掛けています。
輝かしい経歴の持ち主
スチュアート・ヴィヴァースはイギリス出身。ウェストミンスター大学を卒業後、ニューヨークでカルヴァン・クラインに見出されたことがきっかけとなり、アクセサリーラインのデザインを担当したことから彼の経歴はスタートしました。
2年後にはボッテガ・ヴィネタの創始者に認められ、ミラノでボッテガ・ヴィネタのアクセサリーを任されます。
その後、マークジェイコブスの下でルイ・ヴィトンのアクセサリーをデザインと、多くのハイブランドのデザインを手掛けて経験を積んできました。どの名だたるブランドでも成功をおさめてきた輝かしい経歴の持ち主です。
2004年には、故郷のイギリスのブランドであるマルベリーでデザインディレクターに就任し、ブランドの再生と拡大に力を尽くしました。
その中でイギリスファッション協会が主催しているファッション・アクセサリー・デザイナー・オブ・ザ・イヤー2006を受賞。
その後2007年には、ロエベのクリエイティブ・ディレクターを任され、ロエベの全世界にある120店舗ものショップのブランドイメージの統括を行いました。
コーチは新時代へ
そして2013年、ロエベを退職したスチュアート・ヴィヴァースは、コーチのエグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターに就任しました。
2014年秋冬コレクションから、コーチのブランドイメージを変貌させる、彼のコーチでの歴史が始まりました。
イギリス人である彼の感性と、コーチの持つニューヨークという場所柄の大胆で直感的な個性を掛け合わせて、コーチというブランドの新しい時代がこれからスタートします。コーチのこれからのデザインと彼のこれからの活躍に目が離せません。