バスケットボール界との深い繋がり
1982年、アライドエルトラ社がコンバース社を売却したことでコンバース(CONVERSE)は独立をして、株式を上場しました。
1980年代前半は、バスケットボールのシューズ売り上げが好調で、順調に売り上げを伸ばします。スターテック、マジック、バードが愛用したウエポンなどの名品を次々と発表していきました。
中でもウエポンは、完全復刻版が発売されてプロレザーと同様に、レザーバッシュの代名詞となります。
1984年、ロサンゼルスオリンピックが開催され、コンバースは、スポンサー契約を締結し、各国のバスケットボールチームにスターテックが提供されました。
1985年には、足の甲の血管を圧迫しないように、シューレースの位置をセンターより外側につけた斬新なデザインのオデッサが発売されます。(現在では生産が中止されています。)
1986年、家具製造メーカーのコングロマリット企業 INTERCOに買収されました。
ウエポンの大ヒット
同年、カラーバリエーション豊富で機能性を兼ね備えたシューズ、ウエポンが発売されます。ラリー・バードとマジック・ジョンソンのライバル同士を広告に起用して注目を集め、この売り上げが全世界で400万を超えた大ヒットとなりました。
1987年、恐竜シリーズ、コナソー・コレクション、1988年、車シリーズ、コンバーチブルズ・コレクション、1992年にジャックパーセルのキッズモデル、ジャック KID’Sが発売されます。
1996年、着地した時の足の衝撃を吸収するシステムが付いたバスケットボールシューズ、オールスター2000を発表しました。1997年、コンバースは、デニスロッドマンと契約をします。
2001年、米連邦破産法第11条の適用を申請し、事実上倒産をしてしまいます。その後、企業債権に伊藤忠商事が資本参加します。
コンバースジャパンの設立
2002年、伊藤忠商事によって、コンバースジャパンが設立されました。
2003年、ナイキに360億円で買収され、運営を引き継ぎます。そして、ドウェイン・ウェイドと契約を締結しました。これを最後にNBAの選手との契約はされませんでした。
2005年、従来のモデルより片足あたり約70gの軽量化を実現し、よりスタイリッシュに生まれ変わったジャックパーセルのリニューアルモデル登場しました。
生誕100周年を迎えるコンバース
2008年、コンバースは生誕100周年を迎えます。100周年記念モデルとして、100アイテムを発表し、同年新ライン、コンバース アディクトが誕生しました。
コンバースは2000年代から バルベイトスや、GAPなどの企業とのコラボレーションも積極的に行い、成長を遂げています。
また、2016年春夏シーズンから、デザイナーに落合宏理を迎え、メンズラインをメインとしたカプセルコレクションのコンバース トウキョウ ワンをスタートしました。