コートメールとは
コートメール(COTE MER)とは、日本人デザイナーの佐藤紀夫と内藤誠司の両者が2008年に設立したロサンゼルス発プライベートブランドです。
ブランド名の由来は、フランス語でオーシャンサイドの意味から得ています。ブランドコンセプトは、「路地裏の美学」をコンセプトに掲げています。ヴィンテージアイテムの買い付けからモノづくりを一貫して表現しています。デザイン、パターン、シルクスクリーンプリントの全ての工程を自社工場で生産し、1点モノを販売しています。ブランドコンセプトを通じて、「価値観の共有」「価値の交換」というメッセージ、フィロソフィー、アイデンティティを多くの方にお伝えしたいとデザイナーである佐藤紀夫は語っています。
また、カスタムオーダーを請け負っているブランドでもあります。アイテムの種類は問わず、カスタムオーダーを請け負っています。デザインの相談や形までも細かく相談して決められる点や世界で1着しかないアイテムを生産できる点がカスタムオーダーの魅力です。
佐藤紀夫は、1998年にカルフォルニアへビンテージジーンズとサーフィンを学ぶ為に渡米後、ビンテージの輸入業をスタートします。2008年に自身のオリジナルブランドであるコートメールを展開。海外合同展示会等に出展するなかで、アーティストとの出会いが増えたことをきっかけに、国内での展示会も行う様になり今に至ります。
内藤誠司は、文化服装学院二部服装科を卒業後、コレクションブランドで企画・パターン・生産を学び独立。オーダーメイドや舞台衣装制作等も手掛けています。
一貫して表現し続ける一点モノのアイテム
コートメールが生産する全てのアイテムはヴィンテージアイテムをカスタマイズしており、それぞれのカラーやダメージの度合いや模様が異なります。その為、一つとして同じアイテムはありません。また、2017-2018年秋冬では、和と洋を融合させたライダース、ジーンズと着物をカスタマイズさせたアイテムがランウェイを彩り注目を集めました。
ストリートテイストを加えながらもヴィンテージアイテムが作り出す雰囲気がカスタマイズされ、一つとして同じアイテムが存在しない数々のアイテムは、見る人を驚かせるデザイン性に変貌を遂げています。生産過程や素材、自然環境に与える問題がサスティナブルとして注目を集めていますが、コートメールが行う表現方法もサスティナブルの一つです。