2013年3月にディーゼルのアーティスティック・ディレクターに抜擢されたニコラフォルミケッティ(Nicola Formichetti)は、イタリア人の父と日本人の母を持ち、1977年静岡県沼津市で生まれました。12歳までを日本で過ごし、その後は中学をロンドン、高校をイタリアで、大学を再びロンドンで過ごしました。 ロンドンのセレクトショップで働いた経験や、ブティックを経営する母親の影響もあって、ファッション業界へと進むことになりました。 2013年にディーゼルのデザイナーに就任するまでの彼のワールドワイドな活躍ぶりは、めざましいものがあります。 まず、2009年にレディ・ガガのクリエイティブ・ディレクターに就いたことで、彼の名声をより高まります。彼女のスタイリングや、ミュージックビデオの制作指揮などを担当しましたが、なかでも彼が手がけた「生肉ドレス」や「ロブスターの帽子」は世界中で大きな話題となりました。 アニメや漫画などの日本のカルチャーが大好きな彼は、弟と組んで、2012年にキャラクターブランドのニコパンダ(NICOPANDA)の展開をスタートさせました。 同じ年にはUNIQLOのファッションディレクターにも就任しており、ニコラフォルミケッティ独特のデザインがUNIQLOのアイテムに取り入れられることになりました。その年の冬には、UNIQLOのダウンジャケットのCMにも出演を果たしています。 ファッションの分野では、この他にVOGUE JAPANのディレクターやアレキサンダーマックイーン(ALEXANDER McQUEEN)、プラダ(PRADA)、D&G(ドルチェアンドガッバーナ)、アディダス(adidas)、ナイキ(Nike)、リーバイス(Levi's)、MAC(マック)などのファッションブランドのコンサルタント業務も経験しています。 また、彼はファッション業界にとどまらず、建築デザインも手がけています。彼の出身地静岡県沼津市に、彼が建築デザインを監修したイタリアンウェディングレストラン・ヴィラエッフェを2012年にオープンさせています。 2013年に、ディーゼルの創始者兼社長レンツォ・ロッソ(Renzo Rosso)に「次の30年を任せたい」と言われ、ディーゼルでアーティスティック・ディレクターに任命されました。 彼は、ゆっくり時間をかけて、ディーゼルをモダンに変えていき、イベントやコラボレーションなどをグローバルに展開していこうと考えています。これからも、多方面で活躍する彼から目が離せません。
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