ベルギー発のドリスヴァンノッテン(Dries Van Noten)は、パリコレに出品するコレクションは毎回絶賛、世界中にトレンドを発信するラグジュアリーブランドですが、様々なところでコラボレーションを披露していました。ここ日本でも素敵なコラボを発表しています。
ユナイテッドアロウズ
まずは、トラッドな雰囲気と流行を取り入れたファッションが日本でも人気が高いブランド、ユナイテッドアローズとのコラボレーションです。サルが洋服を着たモンキーストラップも人気のアイテムです。
そのモンキーがドリスヴァンノッテンの洋服を着たスペシャルなコラボが実現しました。
コラボの経緯は明らかにされていませんが、ユナイテッドアローズの上級顧問である栗野宏文氏がかつてインタビューで、ドリスヴァンノッテンのコレクションを見て「お客様が今求めているものはこれだと強く感じた」と答えています。
きっとこの時受けた衝撃は、コラボレーションへの起爆剤になったに違いありません。
ジェームズ・リーヴ
ファッションだけでなく、芸術関係にも精通しているドリスヴァンノッテンは、写真とファッションのコラボレーションもありました。
きっかけは、審査員長を務めたコレクションでジェームズ・リーヴ氏が出品した写真です。都会の夜景を映したその写真にインスピレーションを受け、ドリスヴァンノッテンの春夏コレクションにジェームズ氏の写真が大きく取り入れられました。
夜の景色は、シャツやドレス、アクセサリーまで多くのアイテムに展開されました。コレクションが発表された後は、世界各地でエキシビジョンの展示が開催されました。南青山店でも、写真と新作アイテムのコラボレーションが訪れた人々を魅了しています。
フレデリック・マル
ジャンルを選ばないドリスヴァンノッテンの世界観は、香水の巨匠の目にも留まりました。
調香師として数々の香水をプロデュースしてきたフレデリック・マル氏は、自由な香りを創造する香水界のカリスマ的存在がクリエイティブな人を表現する香水プロジェクトを開始します。
その記念すべき第1弾として取り上げられたのが、ドリスヴァンノッテンでした。
「自分が興味深いと思った人の香りを作る」というフレデリックに対し、「私のファッションをポートレートに表したようだ」と気に入った様子でした。爽やかさの中に少し甘さを含んだような柔らかな香りで、大人の雰囲気をより格式高くさせてくれそうです。
ファッション以外にも、香水やアートなど、多方面でのコラボレーションを魅せてくれます。ファッション業界のみならず、あらゆる分野に影響やインスピレーションを起こさせます。
そして見事にコラボレーションを成功させることが、世界的デザイナーとしてトップに君臨する所以となっています。