エドウィナホールとは
エドウィナホール(Edwina Hoerl)とは、オーストリアのデザイナーであるエドウィナ・ホールがスタートしたファッションブランドです。
デザイナーのエドウィナ・ホールは、日本を代表するファッションブランドであるヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)で2年間ほどアシスタントを務めていたことでも知られています。ヨウジヤマモトから独立後、ウィーンにて自身の名を冠してブランドを設立しました。
2000年には、東京をブランドの拠点とし、現在に至るまでコレクションを毎シーズン発表しています。
2005年には、「裸の王様」を題材にし、愛知万博などでエキスポオフィス・オーストリアの支援の下、プロジェクトを実施しています。
メッセージ性あるコレクション
エドウィナホールのコレクションは毎シーズンメッセージ性の強い内容となっており、社会問題や人の考え方の違いなど、そのテーマは様々です。
この強いメッセージを議論として我々にもちかけることで新たな考え、価値観に気付かせてくれる奥の深いコレクションとなっています。単なる服ではなく、服を通して社会や人の生き方について考えさせてくれるそんなブランドがエドウィナホールです。
最新の2017年秋冬コレクションでは、「Down to Earth」をテーマとしました。
情報化の進む現代の中で、その流れに流されず、確固とした民族としての誇りを持ち続ける人々をコンセプトにし、その美しさ・強さを洋服に落とし込むことで、情報化社会に対する疑問とそれに対する生き方を今一度考えさせてくれるコレクションとなっています。
アイテムの魅力
エドウィナホールのアイテムは、ゆったりとしたリラックス感のあるサイズ感と上質なクリーンな生地感が魅力です。
テーラードジャケットは代表的アイテムといえ、人気となっています。他にも、アシンメトリーシャツなど、エドウィナ特有の雰囲気を持ったアイテムは魅力的です。
衣服を通して、社会問題や人の生き方など様々な議論を感じ取ることのできるエドウィナホール。単なる一枚の布ではなく、一つの作品として愛されるエドウィナホールの洋服は今後も注目されていくでしょう。