シャツから始まるブランド

エキプモン(EQUIPMENT)は、1976年にクリスチャン・レストワン(Christian Restoin)が設立した、シャツのコレクションから始まったブランドです。 デザイナーのクリスチャン・レストワンは、フランスのヴォーグ(Vogue)誌の元編集長カリーヌ・ロワドフェルド(Carine Roitfeld)のパートナーとしても知られています。 カリーヌ・ロワドフェルドも、クリスチャン・レストワンとともにエキプモンのデザイナーとして活動しました。クリスチャン・レストワンは、20年エキプモンのデザイナーとして活動した後一線から退き、エキプモンも沈黙状態となります。 その後、沈黙を破ったのは2010年になってからで、セルジェ・アズリア(Serge Azria)によってエキプモンは再始動しました。

クリスチャン・レストワンの発想力

エキプモンがシャツに特化したブランドとして、その地位を確立したのはクリスチャン・レストワンの発想力にあります。メンズシャツのデザインを、ウィメンズのシャツに応用します。 メンズのシャツにインスピレーションを感じたクリスチャン・レストワンは、メンズシャツのデザインを基に、素材や色遣いで女性らしさを表現します。 シックな色合いの中に、とろみのある質感のシルク素材を使用したり、ボタンを外した時に、絶妙なラインになるカットワークを施したり、メンズシャツのクラシカルな形にセクシーさをエッセンスとして加えました。 シルク100%という品質の良さ、着心地の良さも人気の一因です。

エキプモン再始動

2010年、セルジェ・アズリアによってエキプモンは再始動します。 セルジェ・アズリアは、エキプモンのベーシックな部分はそのままに、セルジェ・アズリアらしさを加え、新たな魅力を発信しています。モデルのケイト・モス(Kate Moss)とのコラボレーションもそのひとつとして挙げられます。 シルク素材の上質なシャツに、星やドット、ストライプのデザインを配し、遊び心を感じさせるデザインです。

豊富なラインナップ

シャツから始まったエキプモンですが、現在は豊富なラインナップとなっています。ニットやナイトウェア、パンツやドレスにアクセサリーと、トータルでコーディネートすることが可能です。 デザインのモチーフも、蝶や花など自然のもので色遣いは大胆な配色のものもあります。セルジェ・アズリアの大胆な色遣いやモチーフのデザインが映えるのは、エキプモンのこだわりでもある、シルク100%という素材の上質さによってなせる技です。 日本でも、セレクトショップで取り扱われたり、ポップアップストアが設けられたりと、エレガントなエキプモンのシャツはクリスチャン・レストワンの時代から変わらず女性たちに愛され続けています。
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