エトセンスとは
エトセンス(ETHOSENS)はデザイナーの橋本唯が2003年にエトス(ETOS)として創作活動を始め、2007年にブランド名をエトセンスに改名し再スタートした、日本発祥のファッションブランドです。
ブランド名ETHOSENSの由来は、ETOSが習慣・特性、SENSEが感覚という2つのフレーズを融合させた造語といわれています。
エトセンスは、普段の生活の中であらゆるものにアンテナを張り、そのひとつひとつに疑問を持ち、視点を変えて、それらをシーズンごとのテーマとして落とし込んで作品化するといった手法で服作りをしています。デザイナーの革新的なアイディアが魅力的で、本質的なクリエーションを追求したデザインが人気を博しています。
エトセンス誕生まで
デザイナーの橋本唯は2000年に専門学校エスモード・ジャパンを卒業後はファッションブランドのヤブヤム(YAB-YUM)やロロ(LOLO)にて働き始め、主な仕事はアシスタントやパタンナーでした。
そこでの経験を活かして2003年にエトスが誕生することとなりました。その後エトセンスに改名し、2008年以降は「SLIP MEN」「GENTLEMAN?」などといったコレクションを毎年発表し、さらにはパリへの出展など、海外でも活躍中です。
2011年は、東京・渋谷にエトセンス初のフラッグショップ、ETHOSENS of white sauceがオープンしました。2016年にはTOKYO FASHION AWARD 2016に選出され、東京コレクションをショー形式で発表し、ランウェイデビューを果たしました。
エトセンスの特徴
「生まれ持った特質と進化する感覚の融合からなる可能性」をブランドコンセプトとし、年齢や性別にとらわれない、スタンダードとモードを融合したデザインです。縫製や素材、カッティングなど、どれもしっかりとした作りで、タグにはブランドのシンボルでもある白の菱形の刺繍が施されています。
エトセンスのウェアはラフさをイメージし、ワイドシルエットの商品が多い中、計算しつくされた絶妙なバランスで制作されているため、ラフでありながらもきちんとしたスタイルのものばかりです。
生地もオリジナルのものが多く、ひとつひとつこだわりを持って作られています。エトセンスはモード系のイメージが強いブランドですが、どれも実用性がありシンプルなデザインです。質感・軽量感・触感・着心地など、見た目と手に触れて着用したときにギャップを感じることのできるブランドといえます。