エトロファミリー
エトロ(ETRO)は父にあたるジンモ・エトロ(Gimmo Etro)が1968年に、ミラノで設立しました。今では良く耳にするペイズリー柄は、ジンモが創り出したものです。
その元となるカシミール紋様をあしらったものをメインとして取り扱っています。現在のエトロは、ジンモの子供たちが中心となって経営をしています。
娘 ヴェロニカ・エトロ(Veronica Etro)
唯一の女性である娘のヴェロニカ・エトロ(Veronica Etro)は、1974年ミラノに誕生しました。
1997年に、ロンドンにあるセントマーチンズというデザイン学校を卒業し、すぐにエトロには入社せず、経験を積むために他ブランドで沢山のデザイナーと仕事をします。
兄 キーン・エトロ(Kean Etro)
1998年にエトロに入社し、兄であるキーン・エトロ(Kean Etro)と共に、ウィメンズウェアコレクションでクリエイティブディレクターを務めました。
2000年には自身初のコレクションを発表し、高い賞賛を得ています。
長男 ヤコポ・エトロ(Jacopo Etro)
長男のヤコポ・エトロ(Jacopo Etro)は、1962年にミラノに誕生し、1982年にエトロに入社しました。アクセサリー&レザーコレクションとホーム&テキスタイルコレクションで、クリエイティブディレクターを務めています。
クリエイティブな一面だけではなく、思慮深くて決断力に長けていることから、コミュニケーション部門の統括も務めます。
次男 キーン・エトロ(Kean Etro)
次男であるキーン・エトロ(Kean Etro)は、1964年にミラノで誕生し、ケンブリッジ大学を経てミラノの大学で中世史を学んだ経験を生かし、1986年にエトロ入社後から実力を発揮しています。
社内インフォメーションシステム確立に携わり、1989年にフレグランス部門を、1990年にメンズウェアコレクションを初めて手掛け、変革の風をエトロブランドに吹かせます。
1997年には、初のメンズウェアコレクションのショーを実現し、彼のスタイルを築き上げています。現在はメンズだけを担当していますが、2000年に妹であるヴェロニカに引き継ぎをするまではウィメンズにも携わっていました。
三男 イッポリト・エトロ(Ippolito Etro)
三男であるイッポリト・エトロ(Ippolito Etro)は、1967年にミラノに誕生し、11歳から家を離れ、寄宿学校にて心身共に鍛えています。中でも英語が大変優秀な成績をおさめています。
大学はユニバーシティー・カレッジ・ロンドンに通い、ビジネス、経済学を学ぶも、生物学専攻で1988年に卒業しています。卒業後はニューヨークへ渡り、経営管理や不動産などを手掛けるコンサルティング企業で実務経験を積んだ後、エトロUSAに入社します。
ニューヨークオフィス開設に携わりました。1991年にはイタリアへ帰国をして、経営管理部門を担当し、2014年までディレクターを務めました。現在はCEOとして、エトロ社全体の経営の舵を握っています。