フィアオブゴッドの始まり
フィアオブゴッド(FEAR OF GOD)は、2012年にデザイナーのジェリーロレンゾ(Jerry Lorenzo)がアメリカ・ロサンゼルスにてスタートさせたファッションブランドです。
デザイナーのジェリーロレンゾは、元メジャーリーガーとして知られるジェリー・マニエル(Jerry Manuel)を父親として1977年10月5日にアメリカ・シカゴにて生まれます。
幼いころからファッションに関心があり、ディーゼル(DIESEL)などのアパレルショップでアルバイトをし、業界について様々なことを学びました。
特に、アパレルマーケットのいろはについて現場で学んだことが現在のブランド展開にも役立っています。独学でデザインなどを学び、スタイルを確立した後2012年に独立し、フィアオブゴッドをスタートさせます。
大きな影響力を持つブランド
デザイナー自身が世界的なアーティストかつイージー(YEEZY)のデザイナーとしてストリートファッション界で影響力のあるカニエウェスト(Kanye West)や同じくラグジュアリーストリートブランドとして名高いオフホワイト(OFF-WHITE)のデザイナーであるヴァ―ジルアブロー(Virgil Abloh)と親交があることからデビュー後瞬く間に注目を集めました。
親交の深いカニエウェストなどのアーティストをはじめ、海外セレブたちにも愛用者が多く、取扱店も少ない事から、入手困難なアイテムも多いブランドです。
ブランドの特徴
フィアオブゴッドの特徴は、独創的なレイヤードスタイルを持ち味としていて、ストリートやモード、ロックテイストなど様々な要素を絶妙に融合させたレイヤードスタイルは、他にはないラグジュアリーなスタイルを作り出し、人気の理由となっています。
また、多くのブランドが春夏・秋冬の2シーズンでコレクションを発表するのに対して、フィアオブゴッドは不定期でコレクションを発表していることも大きな特徴といえます。
現在では、Fifth Collectionまで発表されており、フィアオブゴッドのフィルターを通したラグジュアリーなスタイリングが色濃く表れているコレクションとなっています。
多くのブランドとコラボレーションもしており、Vans(ヴァンズ)とのコラボスニーカーなどは国内でも話題を呼びました。
イージーやオフホワイト、Vetements(ヴェトモン)などのラグジュアリーブランドが人気を高めている中、フィアオブゴッドもこれから更に人気を高めていく要注目のブランドと言えるでしょう。