日本人デザイナーとのコラボ
フレッドペリーは、2004年以降、コム・デ・ギャルソンやラフ・シモンズを始め、様々なファッションブランドやデザイナーとコラボレーションを行うようになりました。
日本人デザイナーとのコラボレーション第一弾は、ミントデザインズ(MINTDESIGNS)との共同企画である、 ミントデザインズ+フレッドペリー(MINTDESIGNS+FRED PERRY)』です。
このコレクションは2015年秋冬、16年春夏に展開されました。
ミントデザインズとは
ミントデザインズは、衣服を一種のプロダクトデザインとして確立させていくモノ作りを目指し、「おしゃれの追求以前にグッドデザインを追求すること」をコンセプトとして掲げています。
ロンドンの名門大学であるセントラル・セント・マーチンズ出身の勝井北斗、八木奈央の二人が展開しており、2001年にブランドが始動して以来、建築家や芸術家からも多く支持されており、東京コレクションの中では海外プレスの評価が高いブランドのひとつです。
ロンドンのストリートカルチャーとスポーツテイストが合わさったフレッドペリーのバックグラウンドと、イギリスの大学でファッションデザインを学んだ二人のアーティスティックな感性が共鳴し、コラボレーターとして迎えられることとなった訳です。
コラボの内容
2015年秋冬のファーストコレクションは、1960年代にロンドンの街の中心にいた、モッズガールからイマジネーションを得てデザインされました。
黒をメインカラーに、定番のポロシャツはもちろん、ドレスやバッグなど全11アイテムが展開されています。
衣服は立体感が生まれるように作られており、ミントデザインズらしさが光ります。ジオメトリックなモチーフの中に、当時のスウィンギングロンドンの雰囲気が感じられるコレクションです。
2016年2月に先行販売が開始されたセカンドコレクションは、1920年代から30年代のレトロなスポーツウェアをデザインソースに採用しています。
シャツドレスやバッグには、テニスウェアや木製ラケット、グリップテープからインスパイアされたグラフィックが用いられていました。
トラックジャケットやシャツの裾に施された立体的なラッフルが、カジュアルなウェアを洗練された印象にアップグレードしています。他にもソックスやバッグなど、9種16点のアイテムが展開されました。