フミカ ウチダ(FUMIKA UCHIDA)の創立は2014年です。日本のウィメンズブランドとしてスタートしました。 創立者の内田文郁は、ヴィンテージショップSanta Monica(サンタモニカ)のバイヤーを経て、東京・中目黒に夫とともにヴィンテージショップ、JANTIQUES(ジャンティーク)をオープンしました。

ヴィンテージの良さを知るデザイナー

2010年からはJUNグループの人気セレクトショップ、白金台のBIOTOP(ビオトープ)のヴィンテージ商品のバイイングを担当し、2014年~2015年の秋冬よりフミカウチダをスタートします。「アイデンティティのある女性のための服」をコンセプトに、担当として長く携わっていたからこそわかるヴィンテージの良さ・クオリティーを取り入れます。 そして着た時に感じる気分や、雰囲気を大切にし、服を着ることそのものの楽しみを提案しています。そして流行りだけでは終わらせずに長く愛される服を追求するため、素材感、ラインとニュアンスを重視しています。

デザイナー活動のきっかけ

デザイナーとして活動することになったのは、JANTIQUESでオリジナルのデニムを作った時に、それを購入して着てくれる人がいたことがキッカケでした。 それまでは、一点物であるヴィンテージのみを販売していた中、一点物ではない自分の作ったものを購入してもらえたことに、大きな喜びを感じます。フミカウチダは服飾学校に通っていないのにも関わらず、長年バイヤーを務めてきた経験と、服が好きでたまらないという想いひとつで服作りを始めたのでした。

注目を浴び始めるフミカウチダ

2014年秋冬の初めてのコレクションでは、知り合いのお店にのみ「一生懸命に作ったので見てください」と連絡を送り15店舗で取り引きをスタート。瞬く間にファションピープルからの注目を集めました。 SNSでも絶大な人気を誇り、スタイリストや芸能人に多くの愛用者がいることで知られています。フミカウチダは、これまでは感覚で仕事をしてきたといいますが、初めてのコレクションを発表した後に、服作りはそれだけでは済まされない、と感じたとのことです。もっと深く追求していく部分がたくさんあるなと、自分を見つめ直していると語っていました。

デザイナーの考え

フミカウチダの服作りは着方から考えられており、こんな風に着こなしたいとイメージが湧いたら、その着こなしにはこんなアイテムが必要なのではないか、という形でイメージを膨らまします。 ベースにはいつも自分の信じた着方やバランスがあり、アイデア次第でいかなるようにもなる服を目指している、と語っています。「何にでも安全ばかり気にしていると、世の中はつまらなくなる」として、作る服が全ての人に受け入れられなくても、少しくらいクセがあってもそれを好きになってくれる人がいるはず、と考えています。

現在の展開

現在はBIOTOPなど約25店舗で取り扱いを展開しています。どの店舗でも、入荷直後に店頭から消えてしまうほどの人気です。これからの展開も、常に注目の的となるでしょう。
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