ガボラトリーの始まり
ガボラトリー(Gaboratory)は、1953年にハンガリーで生まれた、ガボール・ナギー(Gabor Nagy)によって作られたブランドです。1988年にアメリカでシルバーアクセサリーを作るアトリエショップであり、ブランドとして、現在にまで続いています。
重厚感の魅力あるデザインには、シルバーを使用してあり、当時ではあまり見かけなかったメンズ専用のアクセサリー作りに初めて取り組んだ歴史を持っています。
ガボールのアクセサリーのデザインワークは今までに見ないようなデザインとなっており、とても独創的で、アイテムそのものがインパクトのあるものが多いため、新しい風をアクセサリーに吹きこみました。
地元のバッドバイカーはもちろんのこと、数々のハリウッドスターの支持を受けて、ガボールの名は、一気に有名となります。
妻の存在
ガボラトリーを立ち上げて以来、数年間の間は、ガボールはたったひとりで製作活動を行っていましたが、妻であるマリア・ナギー(Maria Nagy)は、ガボールの傍らでいつもデザインのデッサンをしたり、ワックスの製作、そしてキャスティングといったガボールのアシスタントのように動き回り、ガボラトリーの下支えをします。
そんな最中、1999年にブランドを創設したガボール・ナギーが、心不全により突然命を絶たれてしまいます。ガボナール・ナギー亡き後は、公私共に下支えしてきた妻のマリア・ナギーがガボラトリーを担うことになります。
受け継がれるガボールの魂
生前ガボール・ナギーからの信頼が厚かった職人であり、ガボール・ナギーの友人でもあったピーターと、ガボール・ナギーが自分の子供のように大切にかわいがっていたピーターの息子、マーロンと共に、たった3人でガボラトリーを継いでいくことになりました。
シルバーアイテムの製作をするにあたって、決して外注しないというガボール・ナギーがジュエラーとしてのプライドとして、守り続けた遺志を大切に引き継いだガボラトリーのアクセサリーは、現在でもすべての工程の製作を工房の中で行っています。