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モード系シューズの代表格
ジョージコックス（GEORGE COX）は、靴やブーツのブランドで、1906年にイギリスのノーザンプトン州で創業されました。創業者はジョージ ジェイムズ コックス（George James Cox）で、当初は、時代を代表するショップやデザイナーの靴を作ることで、徐々に名声を上げてきました。
ジョージコックスの名を一挙に有名にしたのは、1949年に発売されたブローセル・クリーパーズという製品で、世界で初めてラバーソールを採用した厚底の靴です。当時のイギリスの若者文化で、不良少年というニュアンスのテディボーイと呼ばれる人々から支持を得るようになりました。
その後の1960年代には、ウィンクルピッカーズというとがった靴も、爆発的に人気を博し、ジョージコックスは、モード系の靴としてポジションを確立していきます。
パンクからの支持
1970年代に入ると、ヴィヴィアン ウエストウッド（Dame Vivienne Westwood）とマルコム マクラーレン（Malcolm McLaren）によって、LET IT ROCKという店がロンドンにオープンし、ジョージコックスのブローセル・クリーパーズがその中で取り扱いされ、パンクブームと共に、パンク系のバンドマンやデザイナーに愛用されるブランドとして認知されるようになりました。
ジョージコックスは、創業から100年以上経ってもなお、イギリスで生産を行っており、そのブランド力は色あせることなく、変わらず多くの人に愛用されています。
主要アイテム
ジョージコックスの主要アイテムは、ブローセル・クリーパーズとエアシール・ クッションの2つと言えるでしょう。クリーパーは、非常に厚いゴム底が特徴的で、数字が大きくなるほど、厚みも増えるというソールの番号が付いています。
エアシール・クッションは、ソールに空気が入っていて衝撃を吸収してくれるというモデルで、ジョージコックス社では、ソールを本体に縫い合わせるのではなく、熱を使って貼りつける、ヒートシール技法という技法が採用されました。
近年では、日本の人気ブランドや、セレクトショップなどから別注アイテムがリリースされることも多く、それらを含めると、デザインやタイプは膨大な数になると言われています。
