リミニの影響
ジュゼッペザノッティ(Giuseppe Zanotti Design)は、1994年に、イタリアで誕生したブランドで、ジュゼッペザノッティ自身の名前を付けたブランドです。
ジュゼッペザノッティは、1957年イタリア、サン・マウロ・パスコリに誕生しました。両親は、小さな海辺の町で、リミニからほど近い場所でアイスクリーム店を経営し、ジュゼッペザノッティは、周りに見えるリミニの工芸品に魅了されて幼少期を過ごします。
リミニには、1930年代にまで遡るほど、靴づくりが伝統としてあり、現在のジュゼッペザノッティのブランドを作り上げる礎といえます。
ファッションへの道を志す
ジュゼッペザノッティを設立する前の、1980年代の始めには、彼自身がクラブのDJの世界に大変夢中になったことをきっかけに、そこで様々な分野で活躍し、才能豊かな人々たちとの交流を持つこととなりました。
その後は、プレタポルテのファッションショーに対して強い関心を持ち、ファッションへと、のめりこんでいくこととなるのです。
ファッションの道を志すことを決心したジュゼッペザノッティは、イタリアのシューズブランドである、カサディ(Casadei)の元で働いていたという経緯もあります。
ブランドの始まり
フリーランスになって職人工房で靴のデザインを行い、その才能が認められたため、メゾンでの靴を作ることとなったジュゼッペザノッティは、1990年代になるとヴィチーニを買収しました。
そして小規模経営の靴メーカーだったヴィチーニは、資金面での部門強化にも成功し、クリエーションの新しさや、高いレベルでの技術を持った職人による靴づくりを目指していきます。
1994年には、ニューヨークのプラザ・ホテルで、初めてのシューズコレクションを発表します。ジュエリーを纏ったシューズのコレクションは、革新的なデザインでバイヤーたちに多くの関心を引き付けることとなります。
それが、実を結ぶ結果となり、2000年には、イタリアのミラノにブティックの一号店をオープンさせるに至りました。その後は、世界各国の主要都市に置いてショップを展開していくこととなります。