ゴッド セレクション トリプルエックスとは
ゴッド セレクション トリプルエックス(GOD SELECTION XXX)とは、宮崎泰成が2013年に設立したファッションブランドです。ブランド名の由来は、宮崎泰成の好きな言葉がトリプルエックスだった為、このブランド名が名付けられました。
宮崎泰成は大学在学中に起業し、大学卒業後にゴッド セレクション トリプルエックスを設立しました。設立して瞬く間に、注目ブランドになったのは宮崎泰成の手腕と幼少期の経験が大きく関わっています。今では、一般的な手法の一つになったインフルエンサーにTシャツを着用してもらう手法を使いブランドの知名度をローンチに合わせ、じわじわと広げました。その結果、ファーストリリースでは、1時間で完売を記録しました。ブランド設立から一年経つ頃には、若者から大きな支持を得るブランドへと成長しました。また、彼は建築家である父と小宮山書店を経営する実家を持つ母の間に生まれました。中学生時代には、小宮山書店のビルで過ごしたことで、アートへの感性が磨かれたと彼は語っています。小宮山書店は、アートに力を入れた老舗書店と知られています。その為、ビルには、良質なアートが保管されていた為、アートへの目利きが芽生えました。
また、幼少期から、裏原ファッションに触れていたことから、ブランドのプロダクトを大切にしたと、語っています。謎めいたベールに包まれたブランドでありながら、高品質な素材を使用した高級Тシャツを作り出すことでブランディングを確立させ、決して安価ではないТシャツでありながら、即完売を生み出すほどの人気を作り上げました。
ブランドのアイコンアイテムであるTシャツには、著名人の目元を隠すデザインに加え、「Ain't no fake. Ain't no parody. This is fxxxing ART(偽物ではない。パロディーでもない。これは芸術だ。)」の文字がデザインされています。この言葉からわかる通り、アートに対する考えが言葉で表現されています。
2020年にはブランド設立7周年を迎え、ベイプ(BAPE)こと、ア ベイシング エイプ(A BATHING APE)とコラボレーションをしたことで大きな注目を集めました。ゴッド セレクション トリプルエックスのXXXを散りばめたデザインや、べイプの人気アイテムであるシャークパーカーなどを発表しました。日本を代表する新旧のストリートブランドの共演は日本のみならず世界で話題になりました。