元来、インディアンジュエリーのモチーフにはそれぞれ意味があり、ゴローズの代表的な作品、フェザーにもネイティブインディアンに古くから伝わる意味があります。
イーグルフェザーに込められた意味
インディアンジュエリーでフェザーと呼ばれるアイテムは、主に鷲の羽根を指しています。イーグルはインディアンにとって、太陽にもっとも近い場所にいる者であり、自分たちと神を結ぶメッセンジャーであると考えています。そのため、イーグルフェザーは神と交信するための重要なアイテムであり、彼らの儀式には欠かせない物なのです。
イーグルの羽根を手にした時は、必ず真実を語り、自分に対して正直に向き合わなければなりません。そして魂が解き放たれた時、その羽根が進むべき道しるべを示し、持ち主を飛躍させる、と言われています。また、戦績の象徴とも言われ、多く持っていることが名誉である、ともされています。
ゴローズフェザーの向き
そんな重要なアイテム、フェザーだけに、ゴローズでも大変バリエーションが多くなっています。ゴローズのフェザーのほとんどは、本物の羽根と同じように左右に軽く曲がっており、見分け方があります。自分が首から下げた時に、先端に向かって左手側へ曲がっているタイプが「左向き」、右手側に曲がっている物が「右向き」です。置いてあるフェザーを普通の見た時とは逆になります。唯一、ハートホイールフェザーだけは、微妙に曲がったシェイプをしていますが「ストレート」とされています。
右向き
左向き
ゴローズフェザーの大きさ 特大フェザー
次に大きさですが、一番大きいタイプが、長さ6cmを超える「特大フェザー」。その存在感は抜群で、シルバーだけで作られたシンプルな「プレーン」の他、先端だけK18ゴールドを使用した「先金フェザー」(さききん)や、鷲の胸毛(ハート)をモチーフにした小さなフェザーが上部に付く「上銀フェザー」(じょうぎん・うえぎん)、それがゴールドになったタイプの「上金フェザー」(じょうきん・うえきん)、さらにその上に金の縄目でターコイズをあしらった「金縄上金ターコイズフェザー」(きんなわ)、イーグルの鉤爪がガッチリとフェザーをつかんだ形の「金爪フェザー」(きんつめ)や「銀爪フェザー」(ぎんつめ)、「金メタル付き」など、実にバリエーション豊かです。その他に「先金」と「金爪」を組み合わせるなど、さまざまなカスタムもできます。
特大フェザー
その他のゴローズフェザーの大きさ
特大フェザーの次の大きさが、長さおよそ4cm強の「大フェザー」。こちらも左向きと右向きがあり、シルバーのタイプとK18のタイプがあります。さらにもう一回り小さい、長さ3cmちょっとの「小フェザー」や、「上金」「上銀」に付くハートが単体となった、長さ3cm弱でふっくらしたシェイプが特徴の「ハート」、上部にメディスンホイールとハーツがあしらわれた「ハートホイールフェザー」など、フェザーだけでも実に豊富な種類があることがわかります。
大きさや左右の向き、銀や金などの素材、カスタムするワンポイント、着ける枚数などで、無限のコンビネーションが楽しめて、自分を表現できるところが、今もなお多くのファンを惹きつけるゴローズのフェザーの特徴と言えるでしょう。