グレート フロッグとは
グレート フロッグ(THE GREAT FROG)とは、1972年にパターン・ライリー(Peterson Riley)がイギリスのロンドンの中心街であるカーナビーストリートに設立したイギリスを代表する老舗ジュエリーブランドです。
グレート フロッグのアイコンデザインであるスカルリングは、今では一般的なデザインで有名ですが、スカルリングの生みの親とされているブランドがグレート フロッグです。ローマ時代からスカルリングは存在したものの、モダンバージョンにデザインを変化し、イギリスでトレンドを作り出したことで、グレート フロッグは、いつしか「スカルリングの生みの親」と呼ばれる様になったとされています。スカルリングを打ち出した時代は、ヒッピー時代の最盛期であった為、スカルリングは売れませんでした。ですが、70年代後半からヘヴィメタル文化が流行したことにより、グレート フロッグのスカルリングは、知名度を上げたとされています。
知名度を上げた背景には、多くの著名人の着用が関わっています。イギリスを代表するロックバンドであるモーターヘッド(Motorhead)のボーカルだっだ故レミー・キルミスター(Lemmy Kilmister)が着用する全てのジュエリーを制作したことや、ザ・ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)のメンバーも着用していたことで知名度はイギリスのみならず世界中に広まりました。また、イギリスを代表するヘヴィメタルバンドのアイアン・メイデン(Iron Meiden)は、ある逸話を残しました。バンド結成当初は、お金がなく、グレート フロッグのリングを買えなかった事から、安いスカルリングを購入し、自身でスプレーを施しスカルリングに似せて着用していた伝説があります。それほど、ミュージシャンの間でスカルリングが愛されています。
スカルリングのデザインは、一つとして同じものはありません。それは、生産される全てのアイテムをハンドメイドで作られているからです。スカルのデザインは実際の頭蓋骨をデザインにしている為、どことなくリアリティがあります。それに加え、3Dプリンターで制作する方法や大量生産ではなく、一点一点ハンドメイドで制作することで、長く続く伝統的な制作方法をアイテムに注ぎ込んでいます。
2019年にはドメスティックストリートブランドであるネイバーフッド(NEIGBORHOOD)とコラボレーションを行いました。アイコンアイテムであるスカルリングではなく、「Fuck Em(クソ野郎が)」の文字がデザインされたストリートファッションを表現したワードに、伝統のハンドメイドが融合したリングです。