イタリアを代表するブランド、グッチ(GUCCI)は、世界中で様々なブランドや人物とのコラボレーションを行ってきました。
荒木飛呂彦
2011年~2013年には、日本で大ベストセラー漫画の「ジョジョの奇妙な冒険」の作者、荒木飛呂彦とコラボレーションしています。
コラボレーションの始まりは、2011年8月発売のファッション誌「シュプール(SPUR)」の別冊の表紙。その後、グッチ新宿店において原画展が行われ、2012年の同雑誌の付録には、グッチを取り入れ書き下ろした漫画が掲載。
2013年にはついに全世界のグッチの直営店に、荒木飛呂彦が書き下ろしたイラストが、堂々とショップウィンドウを飾りました。
このコラボレーションには、グッチのクリエイティブ・ディレクターも絶賛。日本では、漫画内で登場したグッチの製品を購入する人が続出しました。
フィアット(FIAT500)
2011年には、車会社のフィアット(FIAT500)とコラボレーション。「500 by Gucci(チンクエチェント・バイ・グッチ)」を発売。
ボディカラーは黒と白の二色展開で、ホイールキャプや、シート、キーカバー、マットやシートベルトなどに、グッチ独自の緑、赤、緑のストライプが採用されています。
グッチのクリエイティブ・ディレクターであるフリーダ・ジャンニーニ(Frida Giannini)によって手掛けられた、こだわりの逸品で、大きな評判を呼びました。
甲州印伝
2014年には、グッチと甲州印伝とのコラボレーションバッグを発売しています。甲州印伝とは、日本の山梨県で400年以上に渡って伝承されてきた、鹿皮の加工製品のこと。
昔は武士の鎧の一部に使われたのが始まりで、国によって伝統的工芸品に指定されています。サッカー元日本代表で甲州出身の中田英寿が、グッチの社長であるパトリツィオ・ディ・マルコ(Patrizio di Marco)に、甲州印伝を紹介したのがきっかけです。
中田英寿は、日本の伝統産業を世界に発信する活動を行っています。グッチと甲州印伝のコラボハンドバッグは、2015年の3月に開催された、伊勢丹新宿店のイベントで発表され、ブラックの艶にバンブーの持ち手が美しいと評判になり、一週間ほどで完売しました。
ハローキティ(Hello Kitty)
2014年には、日本で大人気のキャラクター、ハローキティ(Hello Kitty)ともコラボレーション。グッチが日本上陸50周年、ハローキティ誕生40周年を記念したコラボレーションで、ハローキティがグッチのコートを着たデザインの「Hello Kitty meets GUCCI スペシャルチャームチャーム」が、雑誌の特別付録になり、同コラボレーションのぬいぐるみはオークションに出品されました。
様々なコラボレーション
グッチは他にも、ドーバーストリート マーケット(DOVER STREET MARKET)や、ティンバーランド(Timberland)などとも様々なコラボレーションを行っており、今後のコラボレーションも目が離せません。