ヒステリックグラマー(HYSTERIC GLAMOUR)は、1984年に、北村信彦(Nobuhiko KITAMURA)によって創設された日本のファッションブランドです。

デザイナー 北村信彦

北村信彦は、1962年に東京で生まれ、東京モード学園に入学します。卒業後はオゾンコミュニティ(OZON COMMUNITY)に入社し、21歳という若さでヒステリックグラマーを立ち上げました。 北村信彦は10代の半ばより、ロックミュージックに心酔しており、ロックとファッションの融合を見出したコレクションを展開します。 一方で、コンテンポラリーアートやポルノグラフィティにも傾倒し、その感性はヒステリックグラマーのTシャツでも表現されてきました。 ファッションデザイナーとしてだけでなく、写真作家の作品集出版や、ヒステリックグラマーのショップにおいて内装、外装や、家具のデザインディレクションなど、その才能は幅広い分野で発揮されています。

ブランド展開

1986年に、東京の原宿にヒステリックグラマーの店舗をオープン、1991年にはロンドンでHYSTERIC GLAMOUR UKの制作を開始し、1998年にはHYSTERIC GLAMOUR USAを設立しました。 1999年には、香港にてオンリーショップをオープンさせ、日本だけでなく世界で活躍するブランドとなります。 2008年には、大阪梅田の阪急百貨にクアドロフェニアというセレクトショップがオープンし、アンダーカバーや、ナンバーナインなどのブランドと共に、コレクションを展開しています。

ヒステリックグラマーの魅力

ヒステリックグラマーの特徴は、細身のシルエットと、生地や加工へのこだわり、60年代のミュージックやアート、サブカルチャーなどの要素を取り入れたスタイリッシュなデザインです。 ロックやモノトーンを基調としたデザインは、1984年の創業以来ぶれることなく、独特の雰囲気やスタイルを貫いています。 人気アイテムは、ジーンズやTシャツで、カジュアルな装いを好む層にも人気となりました。ブランド立ち上げ当初はレディースブランドでしたが、2017年現在は、レディース、メンズ、小物類、子供服など商品展開を拡大しています。 ヒステリックグラマー立ち上げ時は、駆け出しのベンチャー企業だったオゾンコミュニティは、ヒステリックグラマーの活躍によって、年商60億円を超える会社へと成長しました。
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