日本を代表するブランド、イッセイミヤケ。1970年に三宅一生が立ち上げ、世界中で高い評価を得ているブランドです。ブランド立ち上げから現在に至るまで、イッセイミヤケの衣服の表現方法は一貫して1枚の布。このコンセプトのもと、これまでの衣服の概念にとらわれないコレクションを発表し続けています。
イッセイミヤケの創業者である三宅一生は、ブランドのスタートから衣服を1枚の布としてとらえる考え方のもと、1本の糸から開発しながら布と身体の関係を追求してきました。身体のサイズが変化してもある程度対応できるプリーツは、イッセイミヤケの代名詞とも言える存在になっていきます。
様々な手法やデザインでプリーツに対する取り組みを始めてから6年後、1993年プリーツプリーズ イッセイミヤケというブランドをスタートさせました。プリーツへのアプローチの延長線上にできたブランドです。
このブランドでの製法は、布を裁断、縫製した後にプリーツをかけるという製品プリーツという手法が使われています。これはイッセイミヤケならではの手法で、これまでにない独特のシルエットを出すことができるものです。機能性と美しさを併せ持つプリーツプリーズの服は今も変わらず多くの人に愛用されています。
ISSEY MIYAKE INC.が展開するブランドは、イッセイミヤケ、プリーツプリーズの他にもオム プリッセ イッセイミヤケ、ハート、ミー イッセイミヤケ、バオバオ イッセイミヤケなど。全部で12ブランドがイッセイミヤケの考え方を継いだコレクションを発表しています。イッセイミヤケが手掛けるのは服だけにはとどまらず、香水や腕時計など、全てのファッションアイテムに対応しています。
また、イッセイミヤケにはグループ会社もあります。グループ会社A-net Inc.が展開しているブランドには、プランテーション、ツモリチサト、ズッカ、ネ・ネットなどがあります。どのブランドもそれぞれ個性豊かで若い世代を中心に人気のあるものばかりです。
数多くあるイッセイミヤケの派生ブランド。しかし、三宅一生の服作りの考え方はどのブランドにもしっかりと引き継がれており、独特でオシャレなアイテムを発信し続けています。これからも、イッセイミヤケはもちろん、イッセイミヤケの派生ブランドにも注目すべきでしょう。