2003年に立ち上がった日本のブランド、ジョンローレンスサリバン。素材と細部までのこだわりを追求したエレガントなシルエットがジョンローレンスサリバンのコレクションの持ち味となっています。英国テーラードをブランドの基調としており、特に日本人の体型にマッチしたテーラードジャケットの美しさに定評のあるブランドです。若い世代の著名人を中心に人気が高まっています。
ジョンローレンスサリバンの営業として、ブランドを支えているのが柳川鉄平です。ジョンローレンスサリバンのデザイナーは柳川荒士。柳川鉄平の兄が立ち上げたブランドです。元プロボクサーという、デザイナーとしては異例の経歴を持つ柳川荒士。
柳川荒士はプロボクサーを引退後、かねてより興味のあったアパレルの世界に飛び込み、独学でテーラーを学びます。ジョンローレンスサリバンをスタートさせたのは2003年、弟である柳川鉄平が文化服装学院Ⅱ部服飾科で学んでいたときのことでした。
1982年に広島で生まれた柳川鉄平。幼少期からファッションに興味があり、夜間部である文化服装学院Ⅱ部服飾科で学びながら、日中はアパレルの販売や生産管理としてアパレル業界での経験を積みました。
そして学校卒業後、生産管理や商品管理の知識を生かし、兄荒士はデザイン、それ以外のブランド運営業務は弟鉄平と、力を合わせてジョンローレンスサリバンの運営に力を注ぎます。2008年のショップ立ち上げまではずっと2人きりでのブランド運営でした。行く末が見えないこともありましたが、とにかくかっこいいものをという思いの強さでジョンローレンスサリバンを盛り立てていきました。
ジョンローレンスサリバンが世に認知された現在はスタッフも増え、メンズ部門の営業をメインにしながらも、ブランド運営に関する幅広い業務を手掛けている柳川鉄平。経理業務を行うのは2人の姉であり、兄弟3人それぞれの得意分野を活かしながらジョンローレンスサリバンを支えています。
柳川荒士のデザイナーとしての能力はもちろんのこと、柳川鉄平の全面的な協力によって現在の地位を獲得するまでになったジョンローレンスサリバン。これからも、2人による挑戦は続きます。これからのジョンローレンスサリバンが発信していくコレクションにますますの注目と期待が高まります。