日本のモードブランド ユリウス
2001年に、日本人である堀川達郎がユリウス(JULIUS)を立ち上げます。ファッションアイテムを中心としたブランドで、モードなデザインが印象的なアイテムを多く生み出しているブランドです。
主に、白と黒を使ったファッションアイテムは、レイヤードが効いたオーバーサイズのシルエットと、細身のシルエットを合わせたスタイルに、加工を施した素材がよく使われています。
日本での人気はもちろん、海外にもファンが多くいるファッションブランドです。創立者である堀川達郎は、もともとグラフィックデザインに携わっていた経験があり、これがユリウスのスタイルにも影響していると言えます。
グラフィックの要素はもちろん、映像や音楽といったものを、ファッションの中に取り入れて表現し、ユリウスらしいモードで洗練されたアイテムを作り出しています。
ランウェイデビュー
2003年に、ユリウスの基盤となる店舗を、渋谷区恵比寿にオープンさせ、活躍の場を広げていきます。2005年に、東京コレクションをランウェイという形で発表しました。
2008年には、ユリウスのドレスラインである、ユリウスエムエー(JULIUS MA)を発表します。後にこのドレスラインは、別ブランドとして独立しました。同年、ファッションの中心地ともいえるパリでコレクションを発表します。
2009年には、新ブランドエムエー(MA) を立ち上げました。
ユリウスのコレクション
毎年発表されるユリウスのコレクションは、コンセプトが変化するという特徴があります。例えば、2015年の秋冬コレクションでは、球という意味を持っているスフィア(Sphere)がコンセプトとして使われました。
多彩な球体を取り入れたファッションアイテムが顔を並べ、ユリウスらしい個性的なアイテムが話題となります。2016年の春夏コレクションには、フランス語を参考にして生まれた、輪廻転生という意味が込められた造語である、セフィロス(sefiroth)がコンセプトとして発表されました。
次回作のコレクションからも目が離せない、日本のモード界を代表とする、ファッションブランドです。