ニルズとは
2001年に始まったファッションブランドであるユリウス(JULIUS)から、2015年ニルズ(NILøS)が発足しました。
ユリウスのデザイナー堀川達郎氏がグラフィックデザインを得意とすることもあって、服にとどまらず映像やグラフィック、音楽を使って世界観を表現するブランドが、ユリウスでした。
そこから、さらに音楽という面をより突出させたカルチャーレーベルが、ニルズです。
ニルズは、ファッションとミュージック、カルチャーという3つの柱で、世界観を構成します。
ファッションアイテムを発表し、それをお客さんに見てもらい着る、という流れだけでブランドを楽しむのではなく、空間構築にも力を入れてより印象強くアプローチするのが、ニルズの大きな特徴です。
ニルズの世界観
第一弾は、アーティストであるENA氏をフューチャーし、ENA氏なりにニルズを解釈した世界観が40分超の音楽に仕上がっています。
Søilと名が付けられ、ワントラックのみ収録されたコンセプトアルバムは、ENA氏の本能で感じるサウンドが表現されており、モノクロの空間に色彩的要素を散りばめたような作品です。
第二弾は、ユリウスとニルズの両ブランドによるサウンド競演が行われました。ニルズローンチ記念クラブイベントです。ファッションと音楽に、映像とグラフィックを加えた世界観は、ユリウスとニルズだからこそ表現できるものともいえます。
ニルズのテーマは、リラックス感のあるストリートファッションです。ニルズディレクターの高橋佑次氏によれば、ニルズとは無の集合体を指します。
無に戻った自分とは何かを探求するための、ゼロを集約したものがニルズです。ファーストコレクションはTシャツに特化し、セカンドコレクションはトロルをテーマに展開しました。
関係がないように見えて、ユリウスとニルズは関連性を持たせて作られています。
今後も、ファッションだけではなくミュージックイベントやトークイベントなどを開催したり、ライヴストリーミング配信をしたりすることで、ニルズの世界観をより広げていく予定です。