高田賢三の脱退

2000年高田賢三は、ブランド30周年と60歳になったのを区切りにKENZOブランドを退きました。 新たにケンゾーブランドの公認としてレディースは、ジル ロズィエ(GILLES ROSIER)、メンズはデンマーク出身にロイ クライスベルグ(Roy Krejberg)が就任しますが、二人とも2003年にはケンゾーを退いてしまいます。 2003年5月、ケンゾー社がケンゾー・ジャパンの株式を34%購入し、100%子会社化しました。 ライセンス生産からインポートラインの拡充をし、輸入品中心の商品構成に切り替えることで、ブランドイメージ統一をはかりました。これによりメンズ・レディースともにケンゾージャパンが展開することになりました。

新生ケンゾーの誕生

2003年7月、パリのデパート「サマリテーヌ」の一部が「ケンゾー・ビル」にリニューアルされ、9月にはレディースウエア部門のクリエイティブ・ディレクターに元祖ケンゾーのショーで1970年代にモデルを務めていたイタリア出身のアントニオ・マラス(Antonio Marras)が就任しました。 彼の初コレクションは、パリのルーブル美術館の地下で行われ、ストライプとチェックをミックスさせたパネルスカートなど斬新なデザインのものでした。 2008年レディースだけでなくメンズウエア・子供服・ホームウエアやアクセサリーなど全てのコレクションのクリエイティブ・ディレクターにアントニオ・マラス(Antonio Marras)を起用しました。 2009年11月からサイトでe-ブティックを開始し、インターネットでもケンゾーの商品を購入することができるようになりました。2010年5月ブランド40周年を記念して、スカーフを発売しました。 KENZOのアーカイブのドレスから使われたフラワープリントは、過去40年にわたるケンゾーの世界を象徴したフランス語のキーワードが端にかかれたデザインでした。

トラモチーフの大ブーム

2011年、アントニオ マラスに代わりロサンゼルス出身で、オープニングセレモニーの創設者でもあるウンベルト・レオン(Humberto Leon)とキャロル・リム(Carol Lim)の二人がクリエイティブディレクターに就任しました。 二人が就任して発表したKENZOのトラをモチーフとしたスウェットはセレブから火が付き、パリで大ブームを巻き起こしました。2016年H&Mとケンゾーのコラボレーションが実現、世界250店以上のH&M限定店舗とオンラインストアでレディース、メンズともにウエアとアクセサリーを販売しました。 ケンゾーは、独特なプリントと色使い、アイテムに文化的な影響を取り込みミックスするレーベルとしてこれからも進化し続けるでしょう。
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