カラー(kolor)とは
カラーは、2004年に創立した日本で生まれたファッションブランドです。独創的な色使いやフォルム、糸から作るというオリジナルの素材使いがカラーの特徴となっています。
リラックスでき、なおかつ安っぽくならない服をコンセプトとしてカジュアルアイテムを中心に幅広いアイテムを展開しているブランドです。
海外においても高い評価を得ており、現在日本を代表するブランドのひとつとなりました。
カラーの誕生
カラーのデザイナーは、ブランド創立者でもある阿部潤一です。もともと素材使いに定評のある彼は、手触りにこだわる素材使いから「素材の魔術師」という異名がついています。
阿部潤一は、文化服装学院アパレルデザイン科でファッションの基礎を学んだ後に、いくつかのアパレルメーカーで経験を積んでから独立し、自身のブランドであるカラーを立ち上げることとなりました。これが2004年、カラーの誕生です。
カラーのブランド名の由来は、特別な意味はなく、短く耳馴染みのよい単語であり、イメージできそうでできない名前ということで付けられました。
カラーは2005年春夏から東京コレクションでの発表をスタートします。そして2009年7月には、東京南青山に直営店をオープンさせました。
メンズとレディース両方が取り扱われており、コンクリートブロックの壁とブルーの床が印象的なモダンなショップです。直接手に取り手触りや着心地を確認できる、ファンならずとも立ち寄ってみたくなる空間が広がり話題となりました。
注目の高まるカラー
2012年秋冬コレクションからパリ・ファッションウィークでコレクションを発表し、日本から海外にも活躍の場を広げました。
2012年には、毎日新聞社主催の第30回毎日ファッション大賞にて受賞を果たします。ファッション業界において優れた成果をあげた個人や企業に与えられる賞で、この年の栄えある大賞に選ばれます。
そして同年、カラーは新しいメンズブランド、カラー・ビーコンを立ち上げました。カラー独自のフォルムや素材使いはそのままに、阿部潤一の好みが自由な感性で取り入れられているコレクションを展開しています。手の込んだデザインが特徴的なカラーとは対照的にシンプルなアイテムがカラー・ビーコンの持ち味です。
現在20カ国ものショップでカラーのアイテムが販売されています。日本のみならず、世界にファンを持つカラーですが、これからもカラーの発表するコレクションに注目が集まるとともに、幅広い活躍期待が高まります。